「母のように」 藤澤 久美子
2018年05月30日
 結婚が早かった友人らの子供が、それぞれ進学や将来の仕事を考える年頃になった。その手の話は聞き役に回るのが常なのだが、外野の私でも、時代の移り変わりをしみじみと感じながら興味深く話を聞いている。
 女の子を持つ友人は皆一様に「手に職を」と言う。何があっても働き続けられることを願って。当事者である娘さん達も異論はないらしい。

 私事になるが、私自身は“たまたま”手に職を持った。仕事はしつつもいつかは専業主婦になるものだと信じて疑わなかった(私だけではないはず)。今の今まで働いている人生は想像もしていなかった。母は仕事をしていたが、父は家事の一切がてんでダメな人で、母の多忙さ故に「母のようになりたい」とは思えなかった。

 友人は皆何かしらの仕事を持っている。そして、仕事を持ってよかったとも言う。だからこそ、娘さんにもその生き方を勧めるのだろうし、そんな友人の生き方を「母のようになりたい」と娘さんは思っているのかもしれない。自分の母をロールモデルとできるのなら、なんて微笑ましいことなのだろうと思う。
 共働きが普通の世の中になった。新人の女性に聞いてみたら、それが当たり前だと言う。結婚している後輩の男性達は当然のように家事をこなす。今となっては当たり前のことなのかもしれないが、女性が社会で活躍できるその裏で、男性の家庭での活躍に私はとても感心している。

 1日の仕事を終え、簡単なつまみを用意し、ビールを飲みながら野球中継を楽しむ私は、母ではなく、父のようになってしまったと時々苦笑してしまう。


投稿者リハビリセンター主任 藤澤 久美子
「雑草」 西村 真樹
2018年05月23日
メディカルクラーク室、西村です。
「自由にどうぞ」との事、部署・業務紹介では面白くないので(いいのか?)、最近の事を書きます。

雪も溶け、西村家の庭も、春の息吹が満ちる季節となってまいりました。
そんな中、私は一人、戦闘態勢を整えます。
両手に軍手、腕・顔には日焼け止めを塗り、戦場へと向かいます・・そう、雑草たちとの戦いの日々が始まるのです。
思い返してみますと、それは敗北の歴史でした。
家庭菜園(小)もあるので、薬品系は使えない、とにかく抜く、バーナーで焼く、防草シートを敷く等々の作戦は遂行しておりました、しかし、いつも最後の強敵にやられて(戦意をくじかれて)しまうのです。
その者、名を「スギナ」と呼ぶ強敵です。
「強敵」と書いて「とも」と読むなんて事はありません。
切っても、抜いても、掘っても、彼らは復活します。そう、彼らは復活の呪文が使えます。

私も勉強し、そんな強敵に短期決戦はやめました、作戦名「減らぬなら、隠してしまえホトトギス作戦」(これを考えた時点で負けなのか?)
庭の目立つ部分を「芝桜」で覆ってしまえば、スギナの成長阻害になるし、見た目も良くて
一石二鳥ではないか?どうでしょうか?これを見ている諸先輩の方々。
というわけで、芝桜を買ってきてさっそく庭に植えました、まだ株数が少なくさみしく、貧相ですが、数年後にはご近所様から「西村芝桜庭園」と呼ばれる予定となっております。

さて、それまでは、今まで通り軍手、日焼け止めを塗り、一人戦場に行ってきます。


追伸・なぜか、植えた一部の芝桜が枯れてきています・・・Help!


投稿者メディカルクラーク 課長 西村 真樹
「球春到来」 田中 文昭
2017年03月08日
雪解けがじわじわと始まり、いよいよ野球のシーズンになってきました。
プロ野球はオープン戦が始まり、2017ワールドベースボールクラシック(WBC)の開催、選抜高等学校野球大会と、今月から野球が盛りだくさんです。そこで、僭越では御座いますが、プロ野球の順位と高校野球の優勝校を予想させていただきます。

プロ野球
セリーグ                 パリーグ
優勝  巨人               優勝  ソフトバンク
2位  広島               2位  日本ハム
3位  DeNA             3位  ロッテ
4位  阪神               4位  西武
5位  ヤクルト             5位  楽天
6位  中日               6位  オリックス

プロ野球はこの様に予想しました。日本ハムは大谷と有原次第、二人で25勝すれば優勝の可能性あり。セリーグは間違いなく巨人で決まりです。理由などありません。

高校野球
選抜高等学校野球大会(春の甲子園大会)      優勝校  履正社(大阪)
全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園大会)   優勝校  早稲田実(東京)

高校野球ファンの私が予想した優勝校です。センバツは履正社、選手権は早稲田実を予想させていただきました。理由はこうです。

昨年の明治神宮大会で両校は決勝で対戦しております。履正社の圧倒的戦力で早稲田実を撃破、その時のメンバーがそのままセンバツのメンバーです。普通にやれば優勝します。選手権は早稲田実が優勝すると思います。センバツの悔しさをバネにして、最後の夏に清宮選手が燃えないわけがありません。早実は投手力が弱いといいますが、優勝する為に4月に入部するスポーツ推薦の特待生1年生は投手しかいないはず。よって投手力が強化され夏は早稲田実です。 とは言っても、何が起こるかわからないのが高校野球です。

もうすぐ始まるセンバツ大会、北海道代表の札幌第一高校ガンバレ!!

投稿者総務課 事務次長 田中 文昭
「ツキ(運)」 佐竹 秀幸
2017年03月02日
ツキ(運)というものを意識したことがある方は多いと思います。自分は、20歳ころからツキというものを人一倍意識してきた気がしますので、その感じるところを書きます。変な人の戯言だと思っていただいて結構です。

多くの場合、『ついてる』というのは自分の欲求に合った事象が起きる状態、『ついてない』とは自分の欲求とウラハラの事象が起きることだと思います。ツキは目に見えるものではないため、各人の感じ方による部分が多くを占め、浮き沈みがあり、バイオリズムのような時間的にあるいは空間的に動きのあるものだと思います。ある作家の事例を借りると、赤と青のビーズを瓶に入れて振り続けてもきれいな紫になることはなく、場所によって色の偏りができる。自分はその偏りが運の浮き沈みであると感じています。自身の持つ論理的な思考や確率だけではでは乗り越えられない壁は、その偏りを的確に捉え自分の行動を変化させることにより、超えるチャンスが拡がると思います。

『ついてる』、『ついてない』ことを大いに意識するのは、やはり勝負事でしょうか?何をやってもうまくいく、または、何をやってうまくいかないことを経験した人は多いと思います。長くなるので『ついてる』時のことはここでは書きませんが、『ついてない』時はどうすれば良いでしょうか?自分は不運を脱出するために次のことをすることがあります。『ついてない』時は、自分の行動が負の方向に働くことが多いので、自分の思ったことやセオリーと逆をやってみる。また時には、チャンスに見えて実は罠であったりすることがあるので、我慢して受け流す。

具体例に挙げると
パチンコなら普段座らない嫌いな台に座ってみる
競馬なら予想して通常なら買わない馬を買う
マージャンならあがりに向かわない
野球なら右利きでも左打席に立ってみる(これは次打席、世界観が変わることがあります)
テニスなら相手のいるところを狙ってみる(通常はいないところをねらうでしょ)

・・・あくまで不運・不調を感じた時のことです
これを実行するには、欲を捨てた諦めの精神?と論理・確率無視のオカルトの世界?に少しの間身を置く勇気が必要です。自身の経験的には上記のようなことが転機となって、不運や不調から抜け出すことはありましたが当然100%ではありません。それでもダメなときは負けを受け入れ帰って寝るくらいしか思いつきません。自身が『ついてる』、『ついてない』かを客観視でき事実を受け入れる心と、急ブレーキを駆けそれを行動にうつせる意思がキーポイントで、一喜一憂せず自分の運気がどこにあるかを常に意識することが必要です。頭では解ってるんだけどなかなか行動にうつせない・・・なにか仕事や私生活の縮図のような気もします。たとえウマくいかなくて帰って寝るのにしても、結局のところはそれを行動にうつせるかにかかっています。ツキ(運)を真面目に考えると、頭の中がメビウスの輪状態になりますが、そんなことを考えながら様々なことに興じてみるのも楽しみ方のひとつだと思います。

投稿者経理課長 佐竹 秀幸
「親離れ子離れ」 岡野 友美
2017年02月22日
親離れとは・・・子供が親元を離れ、自立して生きていこうとすること。
子離れとは・・・子供が成長したとき、親が保護者としての役割を離れ、個人として子供を尊重するようになること。

あぁ...とうとうこの日が来てしまった...今まで、たっぷりどっぷり過ぎる程の愛情を注ぎ込んできた私にとって、とても耐えがたく最高に悲しいことである。市内の専門学校に通っていた息子が、いよいよ就活が始まるという頃、突然「道外就職を希望したい」と言い出した。

私は当然、札幌近辺で就職するものと思っていたので、聞いた時驚きで目が10cmほど飛び出た。それから間もなくあっさりと決まってしまったのである...。えっ?神奈川??こりゃヤバイ!!どうやら息子はとっくに自立ができ、私の気付かぬうちにこっそり親離れしようとしていたのだ。えっ?マジ?私は??やだ、まだ子離れの準備なんて全く出来ていない!どうしよ!!!

決まったその日から号泣の毎日。息子のアホみたいな寝顔でも見てるだけで涙が出る...成人してやっと二人でお酒を飲みに行けるようになったのに...あまりにも寂しすぎる...

しっかりしなくちゃ!!そう自分を奮い立たせながら、息子が旅立つまでの残りの日々を大切に笑いながら過ごして行こうと思う。そして失敗や困難に立ち向かいながらも何かを得ようと頑張る息子を私は静かに見守りながら応援して行きたいと思う。(でも出来るかな?大丈夫かな??毎日morning callとかしちゃったらどうしよう...)もし私が悲しみのあまり鎖骨が浮き出るほど激ヤセしてきたら、みなさん心配して優しく声をかけて下さい。(まっ、100%ありえませんが...。)

っといいつつ、「息子がいなくなったら旅行にでも行く?海外とか行っちゃう~?」っと飲みに行く度、ノリノリで放射線科の受付嬢(?)を誘ってる私。たくさんの大切な友達が勇気を与えてくれるから思ってるより早く子離れ出来ちゃうかも??

投稿者健診センター主任 岡野 友美