「家族キャンプ」 戸松 正樹
2018年08月22日
先日、家族でキャンプに行ってきた。我が家には5歳の娘と1歳の息子がいるが、息子にとっては初めての家族キャンプだった。娘は何度もキャンプに行っていることもあり、テーブルや椅子の組み立て、食事の準備など簡単なことは手伝ってくれる。家にいると父親と娘で共同作業をする機会が少ないので非常に貴重な時間だ。

キャンプ場にはゲームもYouTubeも何もない。娘も息子もキャンプ場を走り回ったり、蝶々やカブトムシを捕まえたり、日常の生活では経験できない環境を存分に楽しんでいた。そして、気がつけば、数人の友達ができ、汗だくになりながら遊んでいた。面倒見の良い10歳くらいのお兄ちゃんが息子の面倒をみてくれていたり、年は違えど自然と友達になれるこの年頃の子ども達のコミュニケーション能力には感心した。

コミュニケーションというものは、初対面のときが一番緊張し、何度か会う中で信頼関係が生まれ、徐々に自然体でコミュニケーションをとることが出来るようになる、という段階を踏むのが一般的だと思う。しかし、子ども達にとってゲームも何もない自然の中では『体を動かして遊ぶ』といった共通の目的だけで、年の違う子ども達であっても一瞬で打ち解け合うことが出来る。このような経験が出来るのも自然での生活だからこそかもしれない。

自然体験が多い子どもほど、情緒が安定し、優しい子どもに育つといった学術論文もあるようだ。親にとってはテントの設営など面倒なことも多いキャンプではあるが、子どもが健やかに育つために、また、家族での有意義な時間を共有するためにも我が家の恒例行事にしたい。

投稿者リハビリセンター副室長 戸松 正樹
「私の健診結果」 寺井 和也
2018年08月08日
           平成30年              平成27年


平成28年に約20年間吸い続けてきたタバコをとうとう止めました。
喫煙場所を探さなくても良いし、寒さを我慢して雨風に打たれながら外に喫煙しに行かなくても良いし、
ニコチン切れ症状も無くなるなど良いことだらけです。
しかし、タバコを止めた事により問題が一つあります。口寂しさに暴食してしまい、タバコを止める前は
63㎏だった体重も、あっという間に現在は81㎏。口寂しい時はガムを噛むとか、気を付けていれば
こんなことにはならなかったのに。これだけ体重が増加すると、今までの服は着られなくなりました。
膝や腰に負担がきて痛くなるし、指輪もつけられないくらい指もパンパンな状態。どうにか痩せないと…。
これからタバコを止めようとしてる方、自分みたいにならないよう注意してくださいね。

投稿者資材課 副主任 寺井 和也
「27年後」 吉原 聡
2018年08月01日
その瞬間、キーパー松永は一歩も動けず、試合終了のホイッスルを聞いたラモス瑠偉は芝にへたりこんで神様とつぶやき、交代してベンチにいたゴン中山は人目をはばからず、両手で顔を覆い泣き崩れました。
ドーハの悲劇は学生の頃友人宅で体験しました。ワールドカップ初出場が閉ざされた悲劇は当時、日本のサッカーに携わる人に暗い影を落としました。自分自身にも無気力が襲い、数日引きずった記憶があります。
あれから25年、VARなどの最新テクノロジーを駆使した今大会、ベルギーと繰り広げられた、文字通りの死闘は階上で寝息を立てている妻と二人の息子に気を使いながら、控えめに観戦しました。

ベスト16の壁はまた突破できませんでしたが、ワールドカップ初出場が叶わなかった25年前とくらべて、ベスト8の扉のドアノブに手をかけ、もしやと期待を抱かせてくれた日本サッカーの着実な歩みに感慨を覚えるとともに、テクノロジーの進化でロボットがキックオフの笛を吹くワールドカップが行われるのは、そう遠い未来ではないと、また別の感想も抱きました。

AI、ビッグデータ、自動運転、RPA、深層学習等、これらの単語が社会にすっかり浸透している現在、私達の生活は様々なテクノロジーに支えられ、それはまた爆発的なスピードで進化しています。25年前に、インターネットとカメラと財布と翻訳機とフラッシュライトと音楽プレイヤーが手のひらサイズの端末ですべて可能となることを誰が予測したでしょうか。

アメリカのカーツワイル博士は著名な発明家でシンギュラリタリアンのひとりです。彼は2045年に人類はシンギュラリティと遭遇すると予言しています。シンギュラリティを「AIが人類を超える日」と認識されている方が多いと思います。和訳すると「技術的特異点」というそうで、技術の進歩が爆発的な加速度で上がり続けることを意味します。縦軸に技術の進歩、横軸に時間を示したグラフがあったとして、緩やかに右へ上がっていた曲線がシンギュラリティを境に縦へ垂直に伸びるイメージです。人類は遥か昔から石器を作り、火を操り、狩猟をはじめ、農耕を営み、(現在と比べて)ゆっくりと技術を歩ませてきました。産業革命で馬が蒸気機関に変わったように、IT革命でインターネットが急速に普及、高度な情報の時代が到来しました。そしてそれらのテクノロジーは今この瞬間にも、収穫加速の法則のもと、爆発的な進化をしています。「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」とSF作家のジュール・ヴェルヌがいったとか、言わなかったとか。カーツワイル博士はシンギュラリティが訪れると、どんな事が起こるか予測がつかないとも予言しています。

汎用型AIが普及し、機械が富を無限に生み続け、人類が不老と不労を手に入れたとき、ワールドカップでボールを蹴る選手はどういう思いでピッチに立っているのか。個人的には2045年の到来を興味深く、そして楽観的に待ちたいと思います。

投稿者総務課長 吉原 聡
「サッカーワールドカップ閉幕!」 藤川 大作
2018年07月25日
怪我をしてしまいました。

私の趣味はサッカーで、見るのもプレイするのも大好きです。
今はフットサルという室内サッカーを定期的にやっていたのですが、3ヶ月ほど前のフットサル中に膝の半月板を断裂!
最近になってやっと軽いジョギングぐらいはできる様にはなりましたが、まだまだ全力では走れず、日々さみしい思いをしておりました。

そんな中、先月なかば待ちに望んだサッカーワールドカップが開幕!
どんな大会になるのか?優勝国は?日本代表は?
そして始まってみればまさか!(当然?)の日本代表サムライブルーの快進撃!
前評判を覆す大活躍で、サッカーをあまり見ない方もかなり楽しめたのでは無いでしょうか?私は毎日の様に好試合・波乱が続き、毎日が寝不足に悩まされました….
(でも仕事はきちんとしていたつもりです….)
そして優勝国がフランス!世界最高クラスの実力で、見ていて自分の怪我など忘れてしまうほど非常に楽しめました。

そして一ヶ月にも及んだワールドカップも終わり、Jリーグが再開しました。
コンサドーレ札幌は現在J1リーグで上位につけるなど、かなり頑張っています。
なかでもJリーグの大注目は、スペイン代表イニエスタというスーパープレイヤーがヴィッセル神戸へ移籍してきました。
コンサドーレ札幌対ヴィッセル神戸は、今年度はまだ札幌のホームでは試合をしておらず、是非とも見に行きたいと思っています。
ワールドカップの熱が冷めない方も、ワールドカップを見てサッカーに興味がわいてきた方も、世界最高峰のプレイを見に行かれてはいかがでしょうか?


投稿者放射線主任 藤川 大作
「6時間リレーマラソン」 前田 健太
2018年07月18日

 6月に入ったぐらいから常に頭の隅から離れない事がありました。

 当薬局では参加者を募って数年前から札幌ドームで行われる『6時間耐久リレーマラソン』に参加しています。
当初から誘ってもらってはいますが、何かしらの理由をつけて不参加と逃げていました。そして翌日参加者の筋肉痛の面々を嘲笑うという行いをしていました。
しかし、今年は断る理由も逃げ道も使い果たし参加することになっていたからです。

 中学までは野球、高校ではアメリカンフットボールに青春を捧げていましたが、どれも長距離をそこまで走らず…趣味でランニングをしている人を見かけますが、何故そんな苦行を?と、理解できずにいる側の人間です。
負担を減らす為に当日まで体重を減らそうと思い立って食事を減らしましたが、三日坊主でした。体を慣らさなきゃと休日走ってみたものの、身体のお肉が衣服に擦れて痒くなって数百メートルで終了…。そのままTSUTAYAに入り立ち読みをし、帰りは歩き、その一回のみで終わりました。

 7月8日リレーマラソン当日。前日飲み会だったにも関わらずプレッシャーにより朝4時半に一度目が覚める始末。
駅前のコンビニに9人のメンバーが集合しドームに入り、いよいよ本番。スタート前に状況を見たかったのと、なるべく回って来る回数を減らす為、そして9番だとそれを狙っている感が出過ぎるため、9人中8番に立候補しました。
いよいよ第一走者がスタート!一人2kmの道のりを6時間ひたすらタスキを繋いで走り続けます。
8番走者といえどもその順番がすぐに来ます。前の走者がドームに入って来てタスキをもらう直前、いつも薬局で見る表情とは違い、必死で目が血走り、まさに死に物狂いのその表情にこれから走る不安が一気に恐怖へ変わりました。
走り出して応援してくれているメンバーの前を過ぎると傾斜7度の坂が。必死に登りきると体力、気力がいきなり底をつき、それでも必死に走ってしばらくすると看板が。「500m地点」。
もう諦めて歩こうかなとも思いましたが、走馬燈のようによぎる応援してくれているメンバーの顔と、重みのあるタスキ。
同世代に抜かれ、かなり上の世代に抜かれ、中学生に抜かれ、小学生に抜かれ、ドラゴンクエストのコスプレをしてバカでかいスライムをもっている人にも抜かれ…。
12分間の地獄の道のりをなんとか走り切り、何とかタスキを渡しました。
その時は達成感などよりも、呼吸が苦しい、足が痛い、汗がひどい、またいつか順番が回ってくる、どうしよう、何か走らない理由はないかとしか考えられませんでしたが、
6時間、自分は計3回最後まで走り切りました。
その後みんなでBBQをして自宅に戻ったのは夜遅くでした。寝る直前、悔しいですが、とてもいい達成感に包まれていました。

 翌朝から数日間、歩くこともままならない筋肉痛になり、薬局でも変な歩き方をしている人が多発。見事に副作用が出ましたが、運動の気持ちよさ、そして団体競技の気持ちよさを数十年ぶりに味わえた経験となりました。
まだ趣味にとは思えませんが、スポーツはやはりとても良いものでした。

投稿者薬局副主任 前田 健太