「2025年、男性の育児休業取得率目標は50%です」 渡邉 雅紀
2024年03月06日

育児には日々ドラマがあります。

オムツからうんちがはみ出てうんちまみれになったり、オムツを替えようとした瞬間におしっこをかけられたり、話しかけたら笑顔になったり。

日々のドラマは挙げればキリがありません。

2022年の日本の男性育休取得率は17%です。

僕は第一子を授かり、育休を4ヶ月取りました。

コメディカルの男性で長期育休を取得したのは僕が初めてだそうです。

自部署には負担をかけてしまうため、長期の休暇はとても悩みましたが、生後間もない息子と過ごすかけがえのない時間を妻と共有し、共に子育てをしたいと思い取得しました。

理解を示して頂いた所属長をはじめ、同僚の皆さんには大変感謝しております。

今回、育休を取得し、実際にオムツ替え、お風呂、寝かしつけ、ミルクなど、一人でも自信をもって息子のお世話ができるようになりました。また、料理の腕が上がったり、子育ての合間に勉強しNST専門療法士の資格を取得したり、人生を前向きに捉えられる善い期間となりました。

育休を取って本当に良かったです。

今後、育休取得を迷っている方へ。

最初に思いつくのが、金銭的な問題です。ご存知の方も多いと思いますが、雇用保険に入っている方が貰える育児休業給付金という制度があります。半年間は給与の約67%、半年以降1年までは給与の50%が支払われます。そして育休中は社会保険料も免除されるので、その分を差し引くと、働いていた時の約8割程度の収入を得る事が出来ます。難点としては、育児休業給付金の給付が、3ヶ月程度かかる為、給付まで生活資金の貯蓄が必要となる事です。

また職場の人手不足で取得できないと考えている方や、自分が休まなくても大丈夫と考えている方なども多いと思います。僕の経験から、

育児において、1人が2人になるという事は、単純に負担が2分の1になるのではなく、苦楽を共にすることで2倍、3倍もの相乗効果が生まれると実感しました。

悲しい時、辛い時など、1人では挫けてしまうような事も、2人であれば、助け合う事ができ、さらに後に良い思い出として話すことで、夫婦の絆を深める事が出来ると思います。勿論、嬉しい時、楽しい時も二人で共有する事で、もっと素敵な思い出になります。

今回、育休を取得し、かけがえのない経験をしました。

職場に復帰したら、休んでいた分しっかり働いて、育休を迷っている仲間の背中を押し、一人でも多くの方に育休取得を推進していきたいと思います。

投稿者薬剤部副主任 渡邉 雅紀
「コーヒーと実験」 鈴木 雄太
2024年01月31日

昔から「科学の実験」が好きでした。白衣を着て顕微鏡を使うような仕事に就きたいなぁ、と漠然と考えていた結果、今は臨床検査技師として、顕微鏡で細胞を見る仕事をしています。

コーヒーを淹れる作業も実験と似ていて、ミルで挽いた豆を濾紙(コーヒーフィルター)の中に入れ、そこに適温のお湯を、適切なタイミングで、適当な量を注ぎ、ビーカーにコーヒーの液体を抽出する。この過程がすごく好きで、コーヒーを淹れるときはハンドドリップばかりしてしまいます。

最初は淹れる作業がただただ好きだったので、安いコーヒー豆を買ってきてとりあえず淹れて飲んでいました。しかしある日、しっかりと産地や農園、製法が記載されている、選び抜かれた豆(いわゆるスペシャリティコーヒーと呼ばれるもの)を買ってしまい、その味を知ってしまったために、コーヒーの沼(湖?)に引き込まれてしまいました。

良い豆は味ももちろんですが、最初にお湯を注いだ時の粉の膨らみ、そこから広がる香りのバリエーションもまったく異なっており、コーヒーを淹れるという「実験」の面でもとても楽しいです。

皆様もコーヒーを飲まれる際にはぜひ、コーヒーを淹れる過程も楽しんでみてはいかがでしょうか。

投稿者検査室 鈴木 雄太
「健康維持」 吉安 謙太
2024年01月10日

 新型コロナウィルス感染症が流行し、その影響で3年間ほど行動制限が続き、お酒を飲みに出かけることや、友人との遊び、スポーツ、旅行、ライブに行くなど多くの事を制限していました。

 当初は窮屈に感じる事も多かったのですが、徐々にその生活にも慣れ、いざ様々な活動が再開すると「感染リスクが上がるのでは?」「もし感染したら迷惑をかけてしまう」「家で過ごしている方がラク」など行動に対する思考が以前とはガラッと変わってしまった事に気がつきました。

 家での時間が増えたことで体を動かす機会も減り、春頃に健康診断を受けた結果、あまり良い結果ではありませんでした。

 現状を改善しようと考えていた時に、SNSを眺めていると、今CMで話題のスポーツジムの広告があり、試しに入会してみることにしました。

 基本的にセルフトレーニングの為、自分で重さや回数、時間など調整しますが、最初はやり方が分からず急に負荷を掛け過ぎて全身筋肉痛に。いきなり挫折しそうになりましたが、なんとか週2回のペースで継続。徐々に効果が現れ、3ヶ月ほど経った頃には当初の体重より9Kgほど減量することが出来ました。

 人は苦痛なことでも2週間続けると習慣化すると言われており、結果が出てきたことで継続しようという気持ちも芽生え、現状維持するために今も週2回ペースで通っています。今年の3月で約1年になる為、今後も継続していきます。

投稿者視能訓練室 副主任 吉安謙太
「新たな発見」 M.A.
2023年12月27日

私はカフェや喫茶店巡りが好きで時間をみつけては色々なお店に行きます。

今まで札幌市内だけで50件以上は訪問しています。基本的にはその日の目的や気分で行くお店を選択しています。

単純にカフェを楽しみたいなと思う時は、チェーン店ではなく個人経営のお店に行くことが多いです。

理由としては店主さんセレクトの食器、空間、コーヒー、スイーツ等こだわりや様々な魅力があるからです。

そんなカフェ巡りを楽しむ中で思いがけず新たな発見がいくつかありました。

1つ目は、様々な交流や知識、情報が得られることです

何度か訪問していると店主さんに顔を覚えてもらえたり、挨拶や会話を交わすようになり、お客さんを交えて会話することもあります。職業も年齢も様々ですが旅行や趣味の話、飲食店や珈琲の情報を共有したりすることも増えて、とても新鮮でした。

2つ目は珈琲です。昔は飲めなかったのですが、自家焙煎のお店で初めて飲んだ時に感動して以来色んなお店で珈琲を飲むようになりました。店員さんに聞いたり、自分で調べて器具を揃えて自宅でも淹れるようになりました。

珈琲は生産国や焙煎、精製方法によって様々なものがあります。

中にはフルーティーで紅茶や果物のようなフレーバーのもあって、苦手だと思っている人でも美味しく飲めるだろうな~と思うものもあったりします。

知れば知るほど奥深くて、今では生産国で自分好みの珈琲を選んで購入できるようになりました。

3つ目は非日常空間でちょっとした旅行に行ったような気分も味わえることです。

カフェで一息する時間をつくることは、疲れた時やリセットしたいとき、気軽にできるリフレッシュ方法としてもおすすめです。

投稿者メディカルクラーク M.A.
「リハビリテーション室からの景色」 N .A .
2023年12月20日

 リハビリテーション室は当院の8階にあります。

私はここから見える景色が好きです。

すっきり晴れた日は、「恵庭岳」、「藻岩山」や「手稲山」なども綺麗に見えます。

夕暮れ時には濃紫色に染まった空や山の稜線も影絵のようで、その景色に癒されます。

私が担当する患者さんは、外科術後の方や内科疾患で入院している方が中心です。

術後や入院間もない時期等には、体調が優れず病室で辛い思いをされている方もいらっしゃいます。まずはバイタルサインや自覚症状に応じて段階的に離床をすすめていきます。座位で体調不良等がなければ、リハビリ室でのリハビリを開始します。

平行棒内での立位練習や歩行練習も行いますが、可能な方は外の景色を眺めながら立位練習を行うこともあります。認知症の方や御高齢の方等は特に入院生活の中で、時間や日付の感覚がわからなくなることもあります。外の景色を眺めながら、日の光を浴びて四季を感じながら運動機能の改善と共にそういったところの改善にも繋がればと思っています。

「街並みについて」、「山のこと」、「天気のこと」など、外の景色の話をしながらも患者さんの病気に対する受け止めや悩みなどを感じ取ることもあります。

「リハビリテーション室からの景色」を通して少しでも前向きな気持ちでリハビリに取り組めるよう、患者さんの持ちに寄り添いながら仕事を全うしたいと考えています。

投稿者リハビリテーション科 N .A .