「アメリカ腎臓学会」 荒木 真
2023年06月12日

 ここ数年、アメリカ腎臓学会での臨床研究発表を軸に据えて1年を過ごしてきました。この学会は、腎臓疾患に関する最新の研究や知見を共有する場であり、腎臓内科にとって非常に重要な存在です。この年になると、宿題も試験もないため、負荷をかける意味ではちょうど良い課題と言えます。

 運が良いことに、このところは連続して採択されていますが、これは病院が研究に対して理解を示し、手厚くサポートしてくれるおかげです。研究には時間とエネルギーが必要ですが、このサポートがあるからこそ、やれているのだと思います。今年も冬から春にかけてアイデアを練り上げ、データ収集を行い、結果をまとめ、その抄録を5月に提出しました。8月になり採択されたことが通知されれば、11月に発表します。本当はそれを論文化するところまで行かなければならないのですが、今のところはnegativeな結果が多くむずかしい、というのが残念なところです。

 また、積極的な参加によって、現状の医療上の課題が自分の中に明確に浮かび上がってくることを実感することができます。さらに、論文化される前の最新の知見に触れることで、新たな視点を得ることも可能です。私にとっては、まさに筋トレのような存在であり、すぐには目に見える成果が現れないかもしれませんが、謙虚に取り組み続けることで将来的には役に立つだろうと思っています。

投稿者腎臓内科部長 荒木 真
「初めての人間ドック」 城田 誠
2023年05月29日

リレーエッセイの順番が回ってきた。

何を書こうか?最近何かあったかな?

そういえば先日、人生で初めての人間ドックを経験。

今まで病院職員としての健康診断はきちんと受けていたものの人間ドックは初めて。

今回は腹部エコー、胃カメラ、大腸カメラも受ける。

胃カメラは医師になってまだ1-2ヶ月の頃に、同学年の研修医にやってもらった以来である。当時の指導医より、医師として患者さんに(少し辛い)胃カメラを行うのであれば、その前に自分でその辛さを知る必要があるとの理由であった。

久々の胃カメラ、さほど辛くなく無事終わった。

その後、下剤を服用しいよいよ大腸カメラ。しかしカメラが奥まで進んで行かず腹痛を伴う。内視鏡医も苦労している。なんとか工夫をしてもらい奥まで検査することができた。

すんなりと奥まで入る患者さんもいれば、自分のようになかなか奥まで入るのが大変な人がいることが改めてわかった。

結果、どの検査も大きな問題はなく安堵した。

以前のこのリレーエッセイで書いたのだが私はクラフトビールを好んでのんでいる。

コロナも収束しつつあり、人間ドックもクリアしたので、健康を害しない程度にビールを飲み歩きたい。

投稿者外科部長 城田 誠
「ラーメン」 藤本 弥臣
2023年05月15日

20224月に入職し、今回初めてリレーエッセイを担当します、放射線科の藤本です。宜しくお願い致します。放射線科医って何者?という方には、近年ドラマ化、映画化でも話題となった「ラジエーションハウス」というマンガをお勧めします。是非ご覧ください。

さて、医者の不養生とお叱りを受けてしまいそうですが、私はかなりのラーメン好きでして、札幌に引っ越してきてからというもの、隙あらばラーメンを食べに出かけています。今はとりあえず病院や自宅から行きやすい、地下鉄東西線沿いのお店を中心に食べ歩いているところです。以下、有名店ばかりですがお気に入りを紹介させていただきます。

カリフォルニア(菊水)

煮干しラーメンの有名店。札幌に引っ越す前から、札幌に来る機会があると必ず寄っていました。透き通ったコクあるスープと香ばしい煮干しの香りがたまりません。「塩煮干しそば」がこの店で一番と思うのですが、最近レギュラー化した「ネオクラシック中華そば(写真)」もお勧めです。不定期に提供される限定ラーメンや、夏期限定の冷やし煮干しそばもおいしいです。

カリ.jpg

ハナウタ(南郷7丁目)

スパイシーな薬膳ラーメンの店です。「麻辣香湯(写真)」は絶品。初めて食べたときは久しぶりに食べ物で感動しました。上に載っているスパイシーなチキンやナッツがコクのあるスープ・低加水ストレート麺とマッチしとてもおいしいです。塩分・脂分を気にしつつも残ったスープにご飯を入れて全部平らげてしまう勢いです。また、同じ場所でZYOZA DAYというテイクアウト専門店もやっているので、外食出来ないけどどうしても食べたいときにありがたいです。

ハナウタ.jpg

麺処 玖(きゅう)(南郷7丁目)

味噌ラーメン推しの店。某テレビ番組に出たのがブレイクのきっかけになったそう。煮干し辛味噌(写真)をいただいたのですが、太麺ととろみのあるこってりスープがやみつきになりそうな中毒性の高い一杯でした。ラーメンライスが進んでしまい、美味しすぎて体に悪いやつです。お願いすると炒めもやしを無料サービスしてくれるシステムがとてもうれしいですが、店主が腱鞘炎にならないか勝手に心配してしまいます。

きゅう.jpg

麓郷舎(南郷18丁目)

いわゆる二郎系(山盛り系とでもいいましょうか)ラーメンのお店。麺も野菜も、普通盛りでも他のラーメン屋さんの大盛り以上あります。他のラーメン屋さんで普通盛りを食べる方は、半麺の注文で十分なくらいです。野菜マシをお願いすると、さらにもやしがモリモリになりますがお残しは厳禁です。私は体のことも考え、半麺+野菜マシにすることも多いです。チャーシューはこってりなバラか肉々しいロースを指定できますが、自主的に言わないと店主お任せになります。山盛りの見た目とは違ってクドくない優しいスープに癒やされます。ギトギトの塩っぱいラーメンと思って行くと違う感じです。塩、味噌、醤油、どれもおいしいです。

ろくごうしゃ.jpg

まだまだ紹介したい店はたくさんありますが、すでに指定された文字数の倍を超えてしまっており、今回はこれにて失礼します。

投稿者放射線科医長 藤本 弥臣
「リフレッシュ」 窪田 和加子
2023年04月17日

放射線科の窪田和加子です。

1歳と3歳の子供を抱えながら周りのサポートを受け、なんとか~なんとか~お仕事を続けさせて頂いています。保育園の準備など諸々終わり、やっと深夜にホッとしたところです。

私のリフレッシュは世界中の美しい景色を見て、いつか行きたいなぁ~なんて考える事です。

行きたい場所をちょっと紹介します!

①Ruyi Bridge(如意橋) China

Ruyi Bridge.jpg

浙江省台州市仙居県神仙居風景名勝区に位置しています。

この橋の設計者は2008年の北京オリンピックで話題となった「鳥の巣スタジアム」を設計したHe Yunchang氏によるものです。ピンク色のお花が咲く季節に是非行ってみたいなぁ。

②The Wave USA

The Wave.png

数年前に高校の同級生がThe Waveに行き、この景色なにっ!と衝撃を受けました。The Waveは、ユタ州とアリゾナ州にまたがるVermilion Cliffs National Monument(バーミリオンクリフ国定公園)の中の、Coyote Buttes North(コヨーテビュート・ノース)というエリアに位置しています。自然保護地区のため、当選した164人のみ行くことができるそうです。レンタカーで近くまで行き、往復10キロ歩くそうです。元気なうちにいきたいなぁ。

記載途中に1歳はおっぱい欲しくて泣く、3歳はオネショしても就寝中。3歳全身着替え完了、汚れたシーツなど取ると1歳が起きた(´д`)、負のスパイラル。時計は深夜3時、色々な意味でグッバイ~。

投稿者放射線科医師 窪田 和加子
「ストレス社会を生きるすべての方へ ~涙活のススメ~」 小野寺 麻記子
2023年04月10日

 いまや世の中には「○○活」という言葉は数え切れないくらい生み出され、何でもかんでも「活」をつければいいってもんじゃない...と思う気持ちにもなるほどですが。

みなさんはここ数年流行っている(?)「涙活」という言葉をご存じですか?

(意識的に涙を流すことによって、心のデトックスを図る活動のことをいう造語)

 涙を流すことによって、自律神経が交感神経(緊張や興奮を促す)から副交感神経(脳がリラックスした状態)が有意な状態へと切り替わってストレスを緩和すると言われています。ストレスを回避する行動をとるのもいいですが、涙を流すことで積極的にストレスを緩和する「涙活」もいいものです。

みなさんは最近涙を流しましたか?

私は、一人娘が小学校を卒業したので「小学校最後の○○」という名目でたくさん涙しました。そしてここ最近ではWBC関係でしょっちゅうウルウルしています。

人は何かに感動したり共感したりすると共感脳が震えて涙を流しますが、私は共感脳が発達しているのか、たとえ数秒でも心の琴線に触れることがあれば一瞬で涙があふれてきます(もう特技に近い)。何かを見たり聞いたり考えたりする時、その背景にあることやいろんな人の思いが一斉に私の共感脳を震わせにかかり、もう毎日、なんやかんやで泣いていますので涙活しまくりの日々です。

(ちなみにこの「共感」も医療では大事な要素の一つですので、私は自分の共感力の高さを「強み」としていけるようにしたいと思っています)

 そんな日々の涙活の甲斐あってか...結構ストレスの強そうな医療現場で仕事をしている私ですが、職場のストレスチェックではいつも「低ストレス」判定!

これからも元気いっぱいフルパワーで患者さんの口腔内のトラブルと向き合っています!!

投稿者歯科口腔外科部長 小野寺 麻記子
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