臨床工学部門
紹介

臨床工学部門には臨床工学技士CE(ClinicalEngineer)が17人在籍しています。

臨床工学技士とは昭和62年にできた比較的新しい国家資格であり、医療機器は高度かつ複雑に日々進歩を遂げており、その背景より医療的知識と工学的知識を兼ね備えた臨床工学技士が誕生しました。医学と工学の知識を供え持った医療機器を操作するスペシャリストです。

主な業務内容は血液浄化・手術室・高気圧酸素治療・心臓カテーテル検査・ペースメーカーチェック・機器管理・内視鏡の業務を行っています。

血液浄化療法

血液浄化センターはベット数46床あり内2床は個室となっており感染隔離下で血液浄化を施行できます。 月水金は午前と夜間の2部、火木土は午前の1部で現在約126名の維持透析患者様の治療を行っています。 血液透析(HD)・on-lineHDF・iHDFの治療を主に行っています。 その他にもLDL吸着・白血球吸着(LCAP/GCAP)なども行っています。 ICUでは緊急の血液透析・HDFのほかにアフェレーシス治療(CHDF・血漿交換・DFPP・DHPなど)も行っています。

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透析室

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高気圧酸素室(HBOT:hyperbaric oxygen therapy)
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当院には2台の第一種高気圧酸素治療装置を配置しており。

当院では安全面の配慮より空気加圧にて2気圧60分間の治療でマスクより100%酸素を吸引し治療を行います。(2気圧とは水深約10mと同じ圧力がかかります)

治療は加圧12分、治療60分、減圧13分で施行するので約90分間の時間を要します。

アクリル樹脂の装置を使用することにより患者様の閉塞感を軽減し治療時の状態把握に努めています。

主に一酸化炭素中毒・腸閉塞・突発性難聴・脊椎神経疾患・急性末梢血管障害・骨髄炎・重傷軟部組織感染症などの治療を医師の指示の元、臨床工学技士が施行致しています。

治療回数は症例により異なり数回から10回から30回など治療回数の多い症例もございます。
心臓カテーテル
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X線装置による透視下で狭心症や急性心筋梗塞、下肢の閉塞動脈硬化症に対する検査・治療を行っています。

カテーテルと言われる細い管を手首や腕、大腿などの穿刺部位より挿入し、冠動脈という心臓に栄養を送っている血管へ造影剤を使用した造影検査を行い、血管をあらゆる方向から造影する事により冠動脈の閉塞箇所や細くなっている病変部を特定します。

臨床工学技士はデバイスの準備・手技の介助を行っております。

ペースメーカー植え込みの介助やIABP・PCPSなどの補助循環装置の操作・管理も行っています。
手術室業務

手術室では主に鏡視下手術でのテレビシステム・麻酔器・自己血回収装置・手術用顕微鏡・神経刺激装置・下肢静脈用レーザーなどの操作及び点検を行っています。 手術室業務の特徴として取り扱う機器が多岐に渡り、機器の準備、操作及び点検などを行い手術が滞りなく進むように業務を行っております。

内視鏡業務

内視鏡検査室での業務は、検査に使用する内視鏡スコープの準備、点検、その他電気メス等、関連機械の保守管理を行っています。また胃カメラ、大腸カメラの介助に入り、組織生検、止血処置、ポリープ切除等で処置具の操作を行っています。 ERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影法)やEST(内視鏡的乳頭括約筋切除術)、EUS(内視鏡的超音波検査)等の専門的な検査にも携わっており、準備はもちろん処置具を操作し、医師の介助に入っています。

機器管理業務
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人工呼吸器

当院では現在1486台の医療機器を医療機器管理システムにて管理しています。

日常業務として医療機器の貸出し返却、貸出し前の点検、返却された機器の終業点検、

人工呼吸器や体外式ペースメーカー等の重要度の高い医療機器は毎日午前と午後の2度使用中点検を行い適切に機器が使用されているかを巡回確認しております。

各機器に定められた期間に定期点検を設け、院内の機器が常に安全で正常に使用できるよう取り組んでいます。

また、医療機器が正しく使用されるよう院内で医療機器の講習会を行い適切な使用と医療事故発生の軽減に努めております。
認定資格

臨床工学技士17名

第二種ME実力検定

臨床高気圧酸素治療操作技師2名

血液浄化透析技術認定士11名

心血管インターベンション技師1名