「育児休暇」 塙 健一
2022年01月12日

 昨年の4月に第三子が産まれた。上の子供達二人のお世話もあったので、約3ヶ月間の育児休暇を取得した。リハビリテーション科では過去に男性スタッフで育児休暇を取得した者はおらず、妻の妊娠が分かった時点で所属長や同じチームのスタッフには育児休暇を取得したいと少しずつ根回しを始めた。幸い周囲のスタッフは皆快く取得を勧めてくれて、業務の心配はしないで大丈夫だと言ってくれた。(それはそれで少し寂しいが...)

 実際に育児休暇の取得の際には、総務課のスタッフの方々に、慣れない手続きで迷惑をかけながら無事休暇を取得できた。

 育児休暇の時期は新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が出され、学校が一斉休校になっていた時期だったので、産まれたばかりの赤ちゃんのお世話と、上の子供達二人のお世話を日中に妻一人でやっていたらかなり大変だったと思う。

 妻にはなるべく赤ちゃんのお世話に専念してもらい、私は3食の食事の支度と掃除・洗濯、上の子供達二人のお世話に奔走した。元々家事は一通りやる方なので(質は低いが),苦ではなかったが、あまり外にも連れて出られない緊急事態宣言下で1日中子供達の相手をするのは正直しんどかった。ただ,産まれたばかりの赤ちゃんの成長を間近で見れて一緒に育児に参加できたことは非常に良い経験になったし,専業主婦や,育児休暇中の人は休みで羨ましいなーなんて思っていた事を後悔し,大変さを理解することができて良かった.

 さらに嬉しいことにうちの科では私に続き、現在までに5名の男性スタッフが育児休暇を取得してくれた。若いスタッフが多いので今後も取得しやすい環境を作っていきたいと思う。

 まだまだ男性の育児休暇は、職場や部署によって取得しづらいと聞く。

 育児休暇は出産・育児時に全員が取得する必要はないと思うが、取得したい人が必要な期間取得できるような環境作りが必要だと思う。

 最後に育児休暇取得を快く承諾してくれたリハビリテーション科の所属長と職場に心から感謝している。4人目が出来たらまた宜しくお願いします

投稿者リハビリテーション科 主任 塙 健一