NST便り2018.9月号
2019年06月09日

< 『鶏肉』のお話 >

普段何気なく食べている鶏肉。牛肉や豚肉に比べてコレステロールや脂肪分が少ないため、近年、鶏肉の人気が上がってきています。むね肉、もも肉等ありますが、他にもいろいろな部位がありますので代表的な部分を紹介したいと思います。

・むね肉:脂肪が少なく、ヘルシーな部位。低カロリー、低脂肪であるためダイエットの食材として人気があります。
・ささみ:むね肉に近接した部位.脂肪が少なく、タンパク質の含有量が高く、低脂肪。
・もも肉:脂肪が多く、赤身でこくがある味。その理由は、鶏が脚を歩行や走行によく使うので、遅筋繊維が発達しているためです。
・手羽先:肉がほとんどなく、多くがゼラチン質と脂肪です。から揚げ、煮込み、出汁に使用することが多いです。人間の肘から指先までの部位に相当します。
・手羽中:肉とゼラチン質が多い部分。肉を骨から一部離して裏返したものを「チューリップ」と呼び、から揚げにされることで有名です。人間の肘と手首の間の部分に相当します。
・手羽元:別名「ウィングステック」。骨と肉と皮が程々にあるために正肉に近く、料理の具や、から揚げ・煮物にも適します。人間の肘と肩の間の部分に相当します。

その他、鶏肉の部位として認められてませんが、焼き鳥、焼肉店などで耳にする呼び名は以下のようになります。

・もつ、ホルモン...内臓系の総称 
・レバー...肝臓
・ハツ、ハート...心臓
・スナギモ...筋胃        
・皮、ひな皮...鶏皮
・ぼんじり,ぽんぽち...尾
・ヤゲン...ささみ肉の部位にある剣状突起の軟骨  
・ネック...首・頚部筋。セセリ、コニクとも呼ばれる
・もみじ...足先

鶏肉の魅力はレシピの豊富さ、良質なタンパク質、疲労回復、美肌効果などが期待できるそうです。たくさん料理して、美味しく食べましょう。

投稿者医事課 藤橋 良平
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