NST便り2026.4月号 「電解質輸液の基礎」
2026年04月17日

2026年4月
〇電解質輸液の基礎
3月に開催しましたNST勉強会の内容を簡単にお伝えしようと思います。
<体液の分布と役割>NSTでは定期的に輸液の勉強会を開催させていただいておりますが、今回はナトリウム
とカリウム、そして水分に的を絞ってお話をさせて頂きます。
ヒトの体液構成は成人の場合、体重の約60%が水分です。さらにこまかく分けると細胞の内側の水分が約40%、
細胞の外側が約20%となります(図1)。ヒトの体のなかには幾種類の電解質が存在しますが、なかでも
ナトリウムとカリウムが大きな役割を果たしています。
どちらも細胞の内側と外側の浸透圧を維持し、筋肉の収縮、神経刺激の伝達、栄養素の吸収・輸送など
さまざまな働きをしています。

図1
<輸液の種類と目的>
輸液には維持輸液、補正輸液、栄養輸液などがあり、目的により使用する輸液が変わってきます。
栄養輸液を除く、主な当院採用輸液は表のようになります。

表1
出血や下痢による急激な体液減少や夏場の脱水症状などに対しても体液と電解質を理解することで
適切な輸液管理ができます。
1.計画的な投与
2.総合評価
3.定期的な見直し
が必要ですが、適切な輸液製剤の選択や投与量の調節も必要になってきますので、NSTでは
これらについてもサポートを行っています。
(今回は薬剤部 岡部 幸男が担当しました)
NST(栄養サポートチーム)
投稿者 薬剤部 岡部 幸男
