
2026年11月
当院NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)では定期的に院内勉強会を開催しています。
毎年秋には、その年の新入職者向け勉強会として、「NSTってなんだろう?」というテーマでの勉強会を
開催しています。
新人職員たちも、入院患者さんの栄養状態のスクリーニングなどでNSTと関わっていますが、NSTがどんな
活動をしているのか実際に目にしないとわからないこともあるかと思い、その理解向上を目的としています。
内容は、NST活動の一般論(栄養量算定・内容の組み立て方)など、当院のNST回診の紹介、などです。
今回、その勉強会で使用したスライドのまとめを、AI(人工知能)に作ってもらったので下記にご報告します。

NSTと新しい栄養評価基準GLIM(Global Leadership Initiative on Malnutrition:低栄養診断の国際基準)
NST(Nutrition Support Team)は、患者さんの病態や治療方針に応じた栄養管理を多職種で行うチームです。
当院では、低栄養患者さんを「見つける」「つなぐ」「提案する」流れで介入しています。
低栄養評価では、まずMUST(Malnutrition Universal Screening Tool:低栄養リスクの
スクリーニングツール)で栄養リスクをスクリーニングし、リスクがあればGLIM基準で診断します。
MUSTはBMI(Body Mass Index:体格指数)、体重減少率、急性疾患による摂取障害を点数化し、
合計点でリスクを判定します。GLIMでは、表現型基準と病因基準を各1項目以上満たす場合に
低栄養と診断します。
必要エネルギー量は、BEE(Basal Energy Expenditure:基礎エネルギー消費量)またはREE
(Resting Energy Expenditure:安静時エネルギー消費量)にストレス係数と活動係数を掛けて
TEE(Total Energy Expenditure:総エネルギー消費量)を求めます。
REEは間接熱量計で測定し、BEEはHarris-Benedict式で推定できます(当院に関節熱量計はありません)。
算定後は三大栄養素へ配分し、侵襲度に応じて蛋白質・アミノ酸量を調整します。
水分量も病態や入出量を踏まえて個別に調整します。
栄養経路は消化管機能を基準に選びます。使用可能なら食事や経腸栄養を優先し、困難な場合は
静脈栄養を用います。
消化管利用は腸粘膜や防御機能の維持に有用で、長期不使用はバリア機能低下や
感染リスクにつながります。

NST回診では、嗜好、咀嚼・嚥下機能、意識レベル、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)を確認し、
安全な摂食と必要な支援を評価します。
薬剤の影響も考慮し、摂取不足には付加食品、食事量調整、経管栄養などを提案します。
課題を具体策につなげ、継続的に再評価することが重要です。
