「子供の成長と大人の成長」 松井 裕帝
2021年08月23日

 我が家の子供達は身体的にもどんどん成長している。つい先日、下の子の身長を測ってみると4月からすでに3cm程伸びていた。身長は縮むことはあっても伸びることなどない(当たり前)の自分にとっては何とも羨ましい限り(クラスでも大きい方から数えて◯番目らしい、自分にはこの経験がないのでこれまた羨ましい。このまますくすくと成長してもらいたい。)。長男も自分と違って足が長い(背は真ん中くらいなのに、スラっと伸びた細い脚は一体誰に似たのであろう?)。このままモデル体型を維持してモテ男(自分には経験がない)となってくれと願わずにはいられない。

 話は変わりますが、うちの子供達はピアノを習っております。これも私の無いものねだり第2弾ですが、音符を読めず(ドレミファソラシドは知っている程度)、音楽の授業についていけない劣等生であった自分の苦い経験が上の子は小学1年から下の子は年少からピアノを習わせたことにつながっている。文句を言いながらも地道に続けている。コロナ禍のご時世開催されるかは分からないが、最近はピアノの発表会に向けて選曲と練習が始まったようである。いつも当直や待機など私の用事でことごとく発表会に参加できていないので、今年は是非、子供のピアノの成長も見たいものである。人前で緊張しながら自分の現在の最大限のパフォーマンスを発揮することは人生においてとても貴重な機会だと思う。これも子供達に習い事をさせている理由の一つであり、今年もまた経験値を上げてくれることを願うばかりである。

 最近web講演の視聴機会は多く、講師側としてお話しさせて頂くこともあるが、コロナ禍で非常に伸びた分野である。気軽に勉強する機会を手に出来、学会に行かなくても(行けなくても)多くの成長するチャンスは自分次第であちこちに散らばっている。自分を奮い立たせて勉強することで"背が伸びない"自分も成長できるかもしれない。大人も成長しないと子供達にあっという間に置いてかれてしまう。そんな危機感を感じる夏の終わりであった。

投稿者外傷センター部長 松井 裕帝
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