「糀と糠の効用」 野呂 紀子
2024年12月02日

 私はお米のご飯が大好きなのですが、お米の仲間からも生活の癒しをいただいています。

それが、米糠と米糀です。と言っても、漬け物などの手の込んだものではありません。

 米糠は,手作りの「糠カイロ」にしています。米糠:玄米:塩を221の割合で,

布袋を作って入れて枕のようにするだけです。布袋の素材は木綿なら何でもいいと思いますが、

綿ジャージーが柔らかさを感じておすすめです。電子レンジで温めると、数十分持続する温もりが心地よいです。

下腹部はもちろん、副交感神経の要と言われる後頸部や腰や尾骨の辺りに当てると,良い眠りが得られます。

あとは専門が婦人科だからという訳ではないですが、股間に挟む効果も感じています.

使い捨てカイロとは違って自然に冷めるので、寝る時に使っても暑くなりすぎることなく、ほどよく

自分の体温を引き出してくれる感じで心地よいです。

パソコンやスマホで疲れた眼にも、市販のアイマスク以上の効果を感じます.ネットで調べると作り方が出ています。

(大きさとレンジ時間に注意して下さい。やりすぎると焦げることがあります。)

小豆などの他の材料で作ってもいいのですが、米糠で作ると柔らかく、優しい匂いがするので気に入っています.

ヨモギの季節に採ってきて乾燥させて混ぜたりもしています。

 米糀は、甘酒などで注目されている食品ですね。消化酵素であるアミラーゼやプロテアーゼ、

抗酸化作用に優れたアミノ酸「エルゴチオネイン」が含まれています。私は手軽に美味しく、

乾燥したタイプのものをミルで粉にしていただいています(おすすめはマルコメの「プラス糀」)。

お肉などを漬けたりして料理に使うのも良いですが,ヨーグルトにかけるのが最も手軽でおすすめです。

きな粉と一緒にかけると絶品(?)です。塩糀なども便利なので利用しますが、粉は日持ちがするし、何よりほんのり甘いのが魅力です。

元々は友人から市販の「糀パウダー」をもらったのがきっかけでしたが、自分で挽いた方が安価なのでそうしています。

腸活に効果を感じています.

 どちらも安価で手軽で,ちょっと癒しとヘルシー感を感じられるものです。どうぞお試し下さい。

投稿者 産婦人科 野呂 紀子