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「宣誓式」 S.K.
2023年07月26日
先日、看護学校の宣誓式に出席してきました。
「戴帽式」の方が聞き覚えがあるでしょうか。看護学生さんが病院実習に臨む前にナースキャップを与えられ、職業意識を高める儀式です。
今は衛生上の問題等でナースキャップが廃止されている所がほとんどなので、「宣誓式」や「継灯式」と呼び名が変更されたり、式典を行わない学校もあるようです。
私は以前テレビで戴帽式を見て、その厳粛な雰囲気に一度実際に見てみたいと思っていましたが、友人の子が通う看護学校で宣誓式が行われると聞き最初で最後のチャンス!と一緒に出席させてもらいました。
式典が始まり校長先生の式辞を拝聴したあと、いよいよ見たかった儀式が始まります。
電気の消された式場で、ステージ中央にあるナイチンゲールの像に点灯された灯を、学生さんが一人一人自身の持つキャンドルに受け取ります。これはナイチンゲールが野戦病院で夜中にランプを手に傷病者を見回ったことにちなんで、看護の灯を受け継いでいくとの意味があるそうです。キャンドルの灯る中、看護師に必要な心構えの込められた「ナイチンゲール誓詞」を学生さん全員で斉唱し、看護の道へ進む決意を新たにします。
私も病院で働く者として身の引き締まる思いがしました。この機会を与えてくれた友人家族に感謝です。
看護師は昔から3K(キツイ・汚い・危険)といわれる大変な仕事です。私も勤務の中で身を粉にして働く看護師の姿を見てきました。志を持って看護師を目指す学生さんに尊敬の念とエールを送りたいと思います。
投稿者医局クラーク S.K.