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- 「長男から学んだこと」 宮本 崇史
私には、小学2年生の長男と保育園で年少の次男がいます。あるとき、長男に言われました。
長男「パパは、勉強しなかったから字が汚いの?」
私 「............そうだね。字を書く勉強を頑張んなきゃ、 パパみたいになっちゃうよ...」
そうです、私はとてもとてもとても(妻曰く、とんでもなく)字が汚いです。
ここは潔く認めて、長男には字がきれいになってもらわなくては...
妻のおかげで、すでに長男の字は私を超えそうです。
子供の頃はあまりそういう感覚がありませんでしたが、結婚してからは、記入事項は妻にまかせっきりです。
小学生の頃からずっと国語は苦手でした。それを言い訳にしてはいけませんが...
小学校の宿題で音読があります。私や妻に教科書の読み聞かせをしてくれます。そこで気がついた事があります。
国語の教科書ってこんなに面白かたっけ?
私が小学生だった頃の教科書はないので比較はできませんが、面白かった記憶はありません。長男に聞いてみました。
私 「国語の授業は面白いかい?」
長男「全部ではないけど面白いよ。」
もう親の私を超えています。
私のお気に入りは、【おにごっこ】という文章です。鬼ごっこの説明ですが、いろいろなルールの鬼ごっこが載っています。その中から一部ルールを抜粋してみました。
〇地面に書いた丸の中にいれば、捕まらない。
〇木にさわっていれば、捕まらない。
〇鬼になった人は、みんな手をつないでおいかける。
小さかった頃を思い出す方がたくさんいらっしゃると思います。私は、この三つのルールは全て経験済みです。
また、こういう一文もあります。
〔鬼ごっこにルールを追加するというのは、足が速い人も遅い人も、鬼になった人も、逃げる人も、みんなが楽しめる工夫なのです。〕
確かに。集まるメンバーによって自然とルールが変化していた気がします。
長男が【おにっごっこ】を読むたびに、自分の記憶と照らし合わせます。あー、楽しかったなー。文章に入り込んでしまいます。
私が小学2年生の時に【おにごっこ】に出会っていたら...
きっと変わらず国語は苦手だったでしょうね。
また、字の綺麗さと国語は本来関係ないのでしょうが...