- HOME
- 特定行為研修センター
- 特定行為研修センター紹介
令和7年(2025年)には、75歳以上の高齢者は5人に1人となり、超高齢社会構造になると予測されております。より一層高まる医療ニーズに対応できるよう、手順書により一定の診療補助を行うといった高度かつ、専門的な知識と技術を持つ看護師を育成することを目的に、国は特定行為に係る看護師の研修制度を創設(保健師助産師看護師法第37条の2第2項第1号に規定する特定行為及び、同項第4号に規定する特定行為研修に関する省令|平成27年10月1日施行)しました。 看護師特定行為研修は、チーム医療の中核である看護師が、患者や医師・歯科医師等の医療関係者と介護・福祉関係者から期待される役割を十分に担うために安全に配慮し、救急・災害・在宅を含む様々な現場において活躍するための高度な臨床実践能力を発揮できるよう、継続的に学習する基盤を構築するものです。 |
札幌徳洲会病院(以下、当院という。)は、「いつでも、どこでも、だれもが、安心して最善の医療を受けられる社会」を目指し、「生命だけは平等だ」という基本理念の基に、下記の実現に向けて 取り組んでいます。
理念
|
基本方針(実行方法)
|
また、当院は厚生労働省臨床研修指定病院として、臨床研修医の育成や専門医の育成を行うとともに、地域医療・救急医療の中心的役割を担い、プライマリ・ケア及び外傷医療を更に強化して、地域に根ざした病院として適切な医療が提供できる病院及び、医療従事者の教育・輩出を目指しています。
当院は札幌市の東に位置し、近郊の北広島市・江別市からの救急搬送件数も多く年間5,000件以上受け入れています。2018年9月6日、震災の際にはそれぞれの市からの救急要請はホットラインでの確認も無く受け入れる方針を取りました。多くの救急車に加え、それぞれの市において在宅人工呼吸器治療中の患者や透析中の患者が入院し、以降災害基幹病院として登録される事となりました。
また、当院は昨今の感染症対策の中、救急では昼夜どんな患者様も断らない医療を継続しています。侵襲的な人工呼吸器療法だけではなく、非侵襲的人工呼吸療法やハイフローネーザルカニューレなどの呼吸療法とそれに関連する治療も積極的に取り入れています。
このような地域の事情と災害基幹病院・地域の救急医療を担う病院としての役割を期待される様になった経緯から、医師だけではなく看護師が確固たる質の高い基礎知識を身につけ、高い技術を持つことが強く求められています。この新たな研修制度は、今後このような環境下で医療を支えていく事が出来る熟達した看護師を計画的に養成していくことが可能であり、当院の理念と合致致しました。
以上のことから、当院は高度かつ、専門的な臨床実践能力を有し、先に述べたような期待される役割を果たすことのできる看護師を育成するため、2020年より「看護師特定行為研修」に取り組むことに致しました。 さらに研修運営が進むにつれ、当院のみならず札幌市とその近郊、ひいてはは北海道と、地域の医療の活性化と発展の必要性とそれに対する使命を感じ、2022年より自院以外からの外部生募集を開始致しました。
看護師特定行為研修は、チーム医療の中核となる看護師が、患者ならびに医師及び歯科医師、その他医療関係者と介護・福祉関係者から期待される役割を十分に担い、かつ医療・介護・福祉の連携を図るため、安全に配慮し、救急・災害・在宅を含む現場において、高度な臨床実践能力を発揮できるよう、自己研鑽を継続できる基盤を構築することを理念としている。
当院の看護師特定行為研修(以下、当研修という。)においては、札幌市とその近郊における急性期医療・地域医療及び在宅医療の現場において、特定行為を実践する看護師としての社会的責任と 役割を自覚し活躍するとともに、高度な臨床実践能力を発揮し、医療・介護・福祉の連携を取る中核として機能するための基盤となる能力が身につくことを目指しています。
- 臨床現場において、当研修に必要な臨床判断を迅速かつ包括的にできる知識、技術を修得する
- 特定行為を適切なタイミングで倫理的かつ安全に行える能力を修得する。
- 他職種と協働して、主体的に問題解決できる能力を修得する。
- 医学的視点だけではなく、看護学的視点を融合した全人的な看護を展開でき、それを標準化する能力を修得する。
- 指導医、専門医資格などを有する医師と認定看護師、特定行為研修を修了した看護師等の豊富な人材による充実した研修指導体制
- 札幌市とその近郊の地域医療に根ざした小規模施設等の看護師が受講しやすい学習環境の支援
- 臨床経験豊富な医師及び、歯科医師によって作成された手順書に基づいた研修内容
- 病院事務局による全面的なサポート体制
- 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
- 呼吸器(長期呼吸療法にかかるもの)関連
- 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
- 栄養に係るカテーテル管理(抹消留置型中心静脈注射用カテーテル)関連
- 創傷管理関連
- 創部ドレーン管理関連
- 動脈血液ガス分析関連
- 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
- 領域別パッケージ 術中麻酔管理領域
- 領域別パッケージ 救急領域
※令和7年度より
- 領域別パッケージ 集中治療領域
- 領域別パッケージ 在宅領域
追加検討中!