今年はリレーエッセイの順番が10月に回って来ましたので、札幌で10月に咲く花、ダリアを見に行くことにしました。いつ行こうかと思っていたところ、朝の情報番組で、「本日のお花プレゼントのダリアは、花びらがハートに見えます」と言っているではありませんか!「なんですと!?ハートに見えるダリア!?」それは会いに行かないといけません。
ということで、10月のある晴れた日に、百合が原公園に出かけました。百合が原公園にはダリア園とポートランド庭園に、約120種類のダリアが植えられているとのことです。ダリア園を目指して歩きはじめましたが、途中で迷って先にポートランド庭園についてしまいました。
ポートランド庭園では色とりどりのダリアが咲き誇っておりました。コロナ禍にあっても常に花壇を手入れしてくださっていた職員の方々のお陰で、私たち市民がこのような美しいお花を見ることができるのだと思い、感謝の気持ちでお花を拝見しました。
ダリアはキク科ダリア属の花で、夏から秋に咲く花です。日本には江戸時代にオランダから長崎に持ち込まれ、長い間をかけて品種改良が行われた結果、多種多様の色・形のものが生まれたとのことです。
確かに、ネットで見ますと、本当に一種類の花か疑問に思うくらい花の形が様々です。花の形(咲き方)で、シングル咲き、フォーマルデコラ咲き、コラレット咲き、など、16種類ほどに分類されるようです。百合が原公園でも様々な形のダリアが見られました。
左:月の海(ピオニー咲き?スイレン咲き?)、右:オーロラ(ストレートカクタス咲き?)
(間違っていたらごめんなさい!)
花びらがハートに見えるというダリアは、ポンポン咲き、ボール咲き、フォーマルデコラ咲き、という、花全体が丸っこい形をした種類の中にありそうです。
左:グレンプレイス、中:サックルルビーリング、右:雪窓
よく見ると花びらの中に、ハートが隠れています。
そして、
サックルローズピンク!
その日見た中では、ハート率第一位でした。
花壇にたくさんの種類の花が色とりどりに咲いていると、全体像としてとても美しいものですが、一つ一つのお花にぐっと近づいてみると、それぞれの花がとても愛らしく、個性が光っておりました。
今度来るときには、ぜひリリートレインにも乗ってみたい、と思いながら、公園をあとにいたしました。