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「東京オリンピック&ピクトグラム」
2020年01月14日
今年は東京オリンピックが開催されます。
札幌でもマラソンと競歩が急遽行われることとなりました。
札幌でのマラソン、競歩開催については、コースが良くないとか当初何故か批判されるコメントを散見しましたが、個人的には文句があるなら札幌市へではなくIOCに言ってくれ・・です。
さて突然の「ピクトグラム」ですが、1920年に原型が作られ実際は1964年に行われた東京オリンピックを契機に世界に広がったと言われています。
世界中からたくさんの外国人が来られるのに、当時の日本の案内板の多くは、日本語表記での「お手洗い」や「○○室」程度しかなかったようです(今から56年も前のことです、当たり前ですよね?)。
1964年(昭和39年)当時、どのくらい英語(他外国語)を話せる方がいらっしゃったのでしょうか?どのくらいボランティアの方々がお手伝いされたのでしょうか?そもそもボランティア自体 認知されていたのでしょうか?
世界各国から訪日される皆さんをどうナビゲートして行けばいいのか?
当時の関係スタッフの苦労は想像に難くありません。
そんな中、ひねり出された素晴らしい考案の一つが新しいピクトグラムと言っても過言ではないと思います。外国人であろうと大人であろうとお子さんであろうと言語にとらわれないで直感的に理解出来るマーク・・。
現在、世界中でトイレや非常口はもちろん、たくさんのピクトグラムが使われています。オリンピックでの競技種目の表記に使われるのもごく当たり前になっています。
これからはさらに多様化して行くのではないでしょうか・・。
考案された日本のデザイナーの皆さんが、 社会に還元すべき と著作権を行使しなかったことも世界に広がった一因と思います。
日本人(先人)の知恵は素晴らしい・・。
投稿者事務部長 宮本 浩義