「2014年の最初の読書」 二村 謙太郎
2014年01月29日
・GIVE & TAKE 『与える人』こそ成功する時代
・プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える

を読了しました。
他者的思考でギバーになることが自分の(世の中の)成功につながる。
けっしてテイカーにはならない。マッチャーでもだめだと。つぶれるギバー
もダメだと。強い信念をもって今年は良いギバーになる第一歩の年にしたい。
ひとにものを伝える機会が増えてきた。お偉いさんの行っていることではなく、ビックデータをもとにしたエビデンスでもなく、自己の体験を感動とともに相手に伝え、共感を呼ぶ、そんなプレゼンテーションを目指していきたい。
年始にいい出会いに恵まれました。これだから書店通いはやめられない。


投稿者外傷センター 二村 謙太郎
「2014ソチオリンピック」 桑原 稔
2014年01月20日
 北の大地に冬が訪れ、厳しい寒さが身に染みる今日この頃です。特にここ最近の極寒地獄は長時間外にいることを許さない冬将軍の驚異的なパワーを感じさせます。
しかしその強烈な寒さを吹き飛ばす熱いイベントが来月始まります。冬季オリンピックは皆さんご存知4年に一度の冬の祭典です。長野オリンピックはもう16年前になりますがスキージャンプ、スピードスケートなど思い起こすといまだに心が熱くなる、そんな印象に残る大会でした。2014年ソチオリンピックはどんな大会になるのか今から楽しみで仕方ありません。
 ソチはロシアのリゾート地として知られ、冬季に限らずあらゆるスポーツが行われております。冬季オリンピックが行われる地域は極寒の地と思われがちですが、ソチの気候は温暖で2月の平均気温も9.9度と比較的暖かいようです。
ソチと日本との時差は5時間で日中に行われる競技が日本の夕方に放送されることになります。これは日中仕事に追われる私にとっては大きなことで、仕事の後に放送が始まり就寝時間まで十分に堪能できそうです。競技によっては朝3時ごろまで続くものもあるようですが睡眠時間を削ってでも(仕事に支障が出ない程度に)見ようと意気込んでおります。
オリンピックに興味ある人ない人、ある人もどの競技に興味があるかさまざまだと思いますが、私はある競技を特に注目しております。それはカーリングです。興味のない方もぜひ一度見ていただきたいと思います。
 カーリングはウインタースポーツの中ではスピード感もなく、どちらかというとマイナーな競技に分類されると思います。しかしその戦略性、駆け引き、大逆転もありうるゲーム性は随一ではないでしょうか。お互いのチームがストーンと呼ばれる石を8回ずつ投げ、中心に近い方のチームに得点が入り、それを10ゲーム繰り返すという比較的単純なルールです。カーリングは別名「氷上のチェス」とも呼ばれ、戦術が大きく結果に影響します。しかしチェスと違うのは、駒を思い通りに置くことができない可能性があるというところにあります。どんなに優れた戦術を立てても氷の上を滑らせるストーンは思った通りの軌道を描くかどうかわかりません。そこには氷の状態を読む能力も必要になります。氷の状態によってストーンの止まりやすさ、曲がりやすさが変わるからです。同じ会場でもレーンによって氷の状態は違いますし、同じレーンでも試合中に氷の状態は変わっていきます。氷の状態をどれほど早く正確につかむことができるか。それも結果に大きく影響します。
 今回日本からは女子の北海道銀行フォルティウスが参加します。オリンピック最終予選の最終試合は午前3時まで生放送されておりましたが、次の日の仕事を忘れて見入ってしまうほどの好ゲームでした。オリンピックでもよりエキサイティングなゲームを期待しております。ちなみに、放送中は解説者が丁寧でわかりやすい説明をしてくれますので初心者でも十分理解できると思います。ぜひ一度見てください。
投稿者麻酔科医長 桑原 稔
「こまったちゃん」 大原みずほ
2013年12月21日
 外科医の仕事は、病気(もしくはケガ)で困っている人に、手術したり点滴したりお話をきいたりして、元気になってもらう手助けをすることです。つまり困っている人を助けるのが仕事なので、自分自身が誰かを困らせるようなことはしないように心がけています。そもそも、おとななので、当たり前のことですが。
 しかし、物心つくまえのこどもというのは恐ろしいもので、私も幼少時に両親を困らせたことがあったようです。(当の本人は、あまり覚えていません。)

 母を困らせたのは、1歳になるころのこと。
 ある日、当時住んでいたマンションのベランダで、母は洗濯物を干していました。ちなみに3階です。おそらく、私が外に出てこないようにガラス戸をしっかり閉めていたようです。このころ、よちよち歩きを覚えた私は、部屋に母がいないのに気付き、よちよちとベランダのほうへ。ベランダに出るガラス戸のところまでたどり着くと、ガラス越しに母の姿を確認。しっかりと閉まっているガラス戸に、中から鍵をかけ、戸締まり完了・・・。そして、満足したのか、リビングのお昼寝マットにもどって眠りに落ちたのでした。ベランダに締め出された母。もちろん、当時は携帯電話もありません。私はぐっすり眠っています。呼んでも全然起きません、というか、呼んで起こしたところで鍵を開けるとは到底思えません。父が帰宅するのはまだ何時間も先です。困った。そこで母は、ベランダの柵に登り(3階です)、おとなりさんのベランダに侵入(知り合いの部屋です、念のため)して、部屋の中にいる奥さんに助けを求め、無事ベランダを脱出しました。おとなりの奥さんはさぞ驚いたことでしょう。そしてマンションの管理人さんに玄関の鍵を開けてもらい部屋に入ると、私は夢の中。怒ることも、叱ることもできず、ただただ困らされた母。その後、我が家ではベランダに出るときはガラス戸を少しだけ開けておくようになったのは言うまでもありません。

 父を困らせたのは保育園の帰り道で。
 いつも保育園の行き帰りは父の自転車のうしろに乗せてもらっていました。おしゃべりで歌うのが好きだった4歳か5歳の私は、両親が好きだった、加藤登紀子さんの「百万本のバラ」、や、高橋真梨子さんの「桃色吐息」を自転車の後部座席で熱唱。夕暮れの住宅街に響きわたる、「さーかせーてー、さーかせーてー、もーもいーろーとーいきー・・・」保育園児には、歌詞の意味など全く理解できるわけもなく、ただ好きで歌っていたのですが、父はずいぶん困ったようです。やはり叱るわけにもいかず、「桃色吐息」はやめてくれと言われたような気がします(が、あまり記憶は定かでありません)。父は相当恥ずかしかったようですが、今となっては笑い話です。

 理不尽なことも、つらいことも、困ったことも、喉元すぎればなんとか、と、あとで振り返れば、思い出になってしまうことはたくさんあります。どんなときも、なるべく広い心をもって、おおらかに対処できるようにありたいものです。そして、暑さを忘れた頃に、思い出話ができるように(かつ、同じ苦しみを二度と味わうことのないように)しっかり記憶にとどめておけるといいのですが。


投稿者外科 大原みずほ
「夢」 佐久間 明洋
2013年12月16日
将来のではなくて、寝ているときにみる方です。
みなさんは、定番というか同じ内容で複数回みる夢はあるでしょうか。だいたいは夢をみないか、起きたときに忘れてしまうかだと思うので、何度もみた事を覚えているという点で、よろしくない内容のものが多いと思います。
私の定番の夢は、大学の時の試験前日で、全く準備をしておらず、試験開始までに覚えきれないよ、と途方に暮れるというもの。大学を卒業してから10年以上たつのにあれな感じですが。
少し前になりますが、ある掲示板でこの話題が出ていて、自分だけじゃないんだなーと少し安心。今回他に話題もなかったので告白してみました。
ちなみに、夢占い・試験で検索したところ、
【試験】試験準備が出来ていない…現在の厳しさを反映
疲れているときにみる傾向がありますが、6年間、度重なるストレスにさらされた余韻かと思っています。
ここ最近、途方に暮れるような状況ではないです、念のため。


投稿者放射線科医長 佐久間 明洋
「訪れたい場所」 松井 裕帝
2013年12月09日
先日、久々に函館を訪れた。訪れるのは12年振りのことであった。観光地としても、勤務地としても、魅力的と思っている街だが、なかなか行く機会に恵まれなかった。
その函館には訪れたい場所があった・・・。

今年の日本経済新聞に掲載された「観光で訪れたい坂の名所ベスト10」なる記事を目にした。専門家(観光のスペシャリスト達)が評価した日本の坂の名所だそうである。なんと、その1位に選ばれたのが、函館の八幡坂!!ちなみに、2位は産寧坂(三年坂)、京都の清水寺へ繋がる参拝路。3位はオランダ坂、日本最古のキリスト教建築である大浦天主堂やグラバー園近くの代表的な坂。これら有名、一流であろう坂を抑えて、堂々の一位に選ばれたとは!! 立派なものです。

さて、本題に戻ろう。八幡坂は、多くのドラマや映画、CMに引っ張りだこの人気ロケ地であるそうな・・・。私の青春時代(高校生の頃)にもテレビで見たCMに使われていた。それはグリコポッキーのCMで、吉川ひなのさんと鳥羽潤さんの“爽やかな恋”の一場面をシリーズ化し、その当時、大人気となった!!(と記憶しているが!?)と言えば、納得される方もおられよう。
この度、函館を訪れた際に、やはり立ち寄ってしまった・・・、八幡坂。
以前訪れたのは、夏の爽やかな晴れの日であったが、今回は、冬へと一直線に加速している今日この頃。歳を重ねて、爽やかとは対局にこれまた一直線に向かっている今の自分には、この時期がピッタリかなとか思いつつ、その場所には“個人的な”思い出など何もないが、丘から海へと続く坂をゆっくりと眺めたのである。こんな恋がしてみたいと、テレビ画面に映る主人公の少年である鳥羽潤さんに憧れた自分がいた。

CMのワンシーンを紹介。
八幡坂を歩きながら、以前、少年(鳥羽潤さん)に一目惚れだと告白した少女(吉川ひなのさん)が坂を登りながら、その答えを促す場面。
少年      しつこい催促に、「うるさいなぁ…」
少女      早く告白の答えを知りたくて、「はっきり言ってよ!!」
少年      彼女から去り際に、振り返って「男は、好きだなんて言わないんだよ!!」
少女      「きゃー、きゃー、きゃー…」と言って彼を追う。更に好きになった?

鳥羽潤さんの爽やかさと、こんなセリフを言える度胸とボキャブラリーがあれば、人生変わったかもなぁと、妙にセンチメンタルになる今日この頃です。
CMをご覧になりたい方は、You Tubeで検索して頂きたい。



投稿者外傷センター医長 松井 裕帝