「国民の祝日」 三浦 美文
2020年07月14日

ふと外来でカレンダーを見上げていた。7月の2324が赤くなっている。「海の日」と「スポーツの日」だ。東京オリピック開催に当たり祝日をずらして連休とした。「山の日」も今年は8月10日に変更になっている。オリンピックはCOVID-19の拡大で延期になったが、祝日はそのままになっている。

 国民の祝日は現在では全部で16日ある。私が子どもの頃は、軒先に日の丸を掲げている家が目についたが今ではほとんど見られない。以前、国民の祝日は日にちが決まっており、日曜日と重なると振替休日やハッピーマンデーはなかったので「今年は休みが減って損をした」などと言っていた。第2月曜日になった体育の日は平成30年にスポーツの日となり、今年は7月24日になっていた。国民の祝日にはさまれた平日は休日となるので、敬老の日と秋分の日に絡む3連休となる年が数年に1度出現する。「海の日」、「山の日」の制定などにより昔と比べで休日が増えており、これを歓迎する人と歓迎しない人(稼動日数が減るため)に分かれている。

 国民の祝日の中で春分の日と秋分の日だけが決まっておらず、前年の2月の第1平日に国立天文台が発表する。決定方法には天文学が関係しており、二十四節気である春分(秋分)の含む日とされている。1太陽年は平均で365日と5時間49分ほど(6時間弱)かかるので、その調整のため4年に1度閏年が必要となる。また、1年で11分程余分に補整することになるため、400年に3閏日を抜く再調整も行う。さらには、地軸は月や金星など他の惑星の引力により影響を受けるなど、複雑な計算が必要のようです。昼と夜の長さが同じと言われるが、日本の場合は昼の方が14分程長いそうです。

 来年のオリンピックの開催日程は1日ずれて7月21日から8月8日までの予定なので、土曜日を絡めると4連休となる今年と異なり、スポーツの日は10月の第2月曜日に戻るようです。本来なら東京2020で盛り上がっているはずが、それどころかコロナウイルスにより自粛に追い込まれている。このウイルス感染が早く落ち着いて、有意義に国民の祝日を過ごしたいものです。

投稿者:歯科部長 三浦 美文