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専門外来のご紹介

わが国で胆石を持っている人は約5%といわれますが、年々増加傾向のようです。
ひとくちに「胆石症」といっても、胆嚢内にできる「(1).胆嚢結石症」と肝臓から十二指腸への胆汁の流れ道である胆管にある「(2).総胆管結石症」があります。胆石の80%は(1)で残りの約20%のひとが(2)です。肝臓内にできる「(3).肝内結石症」もありますが、1.5%ほどと言われます。

胆嚢結石

胆嚢結石が見つかっても、症状が無いときは様子をみていくこと(経過観察)で多くの場合問題ありませんが、一度でも症状があった方は、次の再発が20~40%程といわれており、治療することを考えてみて頂く方が良いと思われます。
症状は様々ですが、まずは「腹痛、右季肋部痛(右の肋骨の下あたりの痛み)」、それに伴っての「発熱」や、検査すると「肝機能障害」「黄疸」になっていることもあります。「肩こり」や「吐き気」の原因となっていることもあります。
現在の手術の主流は、腹腔鏡下手術であり、開腹手術となった場合よりキズは小さく痛みが少なくなっています。また、急性胆嚢炎は状況によっては、緊急・早期の胆嚢摘出術での対応が望ましいとされています。当院では夜間・休日も腹腔鏡下手術での対応が可能です。

総胆管結石

総胆管結石はいずれ胆管炎の原因となることが多く、急性胆管炎は重症となった場合では亡くなる方もいらっしゃるため、特別な事情がない限りは治療が進められています。
急性胆管炎では、緊急に内視鏡で乳頭部(胆管出口の筋肉のバルブ)切開して結石を掻き出したり、チューブ入れるなどして汚れた胆汁を排出させる(ドレナージ)が必要となります。
急性胆管炎の緊急処置も内科・外科が緊密に連絡しあい積極的に治療しております。

当院では、急性胆管炎の原因となる総胆管結石症に対して内視鏡治療(内視鏡的乳頭括約筋切開術)を施行しておりますが、腹腔鏡下手術での治療もおこなっています。
多くの総胆管結石には胆嚢結石症を合併(およそ8割)しており、総胆管結石の内視鏡治療と別に、結石の入っている胆嚢を手術で摘出する必要があります。これらの結石を一緒に手術してしまう方法で、腹腔鏡下胆管切開結石摘出術といいます。

胆石といわれたけれど、どうしたら良いかわからない」「胆石の手術を受けたいが、迷っている」「入院期間や日程で相談したい」そんな方は専門外来にお気軽にご相談下さい。外来診察は、できるだけご予約いただける方が、お待たせ時間が少ないと思われます。
専門外来以外の外科外来を受診をして頂いても全く構いません。もし「いま痛みがある、熱もある」という方は、すぐに受診して下さい。

担当医  外科部長 木村雅美

主な資格(消化器外科関連のみ)

日本内視鏡外科学会 技術認定取得者(消化器・一般外科)、 日本外科学会外科学会 専門医・指導医、日本消化器外科学会 専門医・指導医、消化器がん外科治療認定医、日本消化器病学会 専門医・指導医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医