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「男はつらいよ」 ICU 大作 一世
投稿日時:2012年10月30日 13:59 火曜日
僕は函館出身で高校の時は函館にある男子校に通っていました。高校を卒業して、看護学校に入学しましたが、女性ばかりで高校の時とは180度違う世界でした。高校の時は男ばかりで色々と気を遣わなくても良かったのですが、看護学校に入学してからは言葉遣いや身だしなみなどにすごく気を遣うようになりました。休み時間とかは教室で女子がにぎやかに会話をする中、肩身の狭いクラスメートの男子メンバーは教室を出て学校にあるベランダで会話をしながら、「女子がワイワイしてて、いる場所がないから辛いね?」なんて言ってた時期もありました。しかし、今となっては看護学校時代も含めて、女性の世界に飛び込んで8年目になりました。と言っても今は男性看護師もだいぶ増えてきたのではないかと思います。自分自身も看護の道を志してから8年になるわけですので、女性が多い職場に違和感を持たなくなったのもあるかもしれません。
男性の患者さんからはオムツ交換や清拭をしていたときに「男の看護師さんがいて良かったよ。女の人にやってもらうの恥ずかしいからさ」と言われたときは嬉しくて、男性看護師の存在意義を実感しました。現在はICUのスタッフに恵まれているおかげで日々の仕事に精進することが出来ています。これからも患者さんにとって必要とされる男性看護師を目指して関わっていけるようにしたいです。
投稿者:ICU 大作 一世