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「男はつらいよ」 4階東病棟副主任 小枝 政史

投稿日時:2012年10月23日 08:02 火曜日

私が看護師になった当時は、全国の男性看護師をかき集めても数千人しかいませんでした。数十人の女性の中に男一人の職場なんてザラ。患者さんの所に行っても男性の看護師って何?説明されても意味がわからない…。患者さんから拒否されるなんてごく当たり前の光景でした。全くと言っていい程、認知されていませんでしたので、就職先を探しても「男性はお断りしています。」(今は男女雇用均等法が導入されて改善されています。)と断られることもありました。男性看護師が働ける病院はせいぜい限られた整形外科や精神科、手術室程度しかありませんでした。
毎日、朝から晩まで働きながら看護学校に通い、学校のない日は見習い夜勤をこなして給料は手取り7万円。(当時の高卒初任給が確か14万程。ちなみに初任給は3万8千円也。)“看護婦(士)は3K(危険、汚い、きつい)だ”と揶揄され、「何であんな仕事したいの?」と質問されるような時代は既に遠い過去の話です。今は景気に左右されない看護師業界は大盛況!(だと思う。)男性看護師も沢山増えました。「看護師です。」と伝えれば患者さんはすぐに理解してくれるし、男性は力があって安心!と嬉しいお言葉を頂戴することもしばしば。昔に比べて働きやすくなったことは紛れもない事実です。
 私にとって、「男はつらいよ」なんて、あの時を思い出せば決して口に出せない言葉なのです。

投稿者:4階東病棟副主任 小枝 政史

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