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「私が看護師を目指した理由」 4階病棟師長  吉田 圭緒

投稿日時:2011年2月9日 10:34 水曜日

私は、子供の頃とても体が弱く、学校に行く前に点滴をしていました。その病院通いの中で、看護師は痛いことをするとても嫌な人で、病院も大嫌いでした。
そんな私が、看護師になろうと思ったのは、母親が「これからは、手に職をもっている方がいいよ。隣町に看護学校があるから、看護師になりなさい。」といいました。それが私がこの道に入るきっかけです。でも、あんまりしたいわけでもなかったので、卒業したら資格だけ持って、違う仕事がしたいとずっと思っていました。
そんな中で変わったのは、実習中にターミナルの患者を受け持った時です。ある日、寮で寝ていて、病院から、「亡くなったので、実習に来てください。」といわれ、担当看護師と家族に挨拶をした時、「あなたは看護師なんだから泣いちゃダメ、一番つらいのは家族なんだからね。」といわれました。お見送りをした後、「もういいよ。帰って寝なさい。泣きたいでしょ。」といわれ、病院の階段で、真夜中に泣いていました。そのあとの実習は覚えていませんし、取り立てて、指導者や家族から何か言ってもらった。ということもなかったように思います。でも、看護師になりたいと漠然と、でも強く感じました。今でも、あの時のことはよく思い出します。人生観を変えた出来事のように思います。
これから、看護師になる人も、今看護師の人も、きっかけはその人によって違うと思います。正直つらいことも、辞めたいと思ったこともあります。でも、一つ言えるのは、看護師は素晴らしい仕事です。自分を見つめることのできる仕事です。目指したいこともあります。でも、私もまだまだです。いつも反省の毎日です。これからも看護師を目指していきたいと思います。

投稿者:4階病棟師長  吉田 圭緒

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