最先端24時間救急医療、外傷センター、日帰り手術の札幌徳洲会病院
札幌徳洲会病院 北海道 札幌 -最先端救急医療・新たな気持ちでここから心から

前の月へ 2017年 03月 次の記事へ
SunMonTueWedThuFriSat
1 2 3
4
5
6 7 8 9 10
11
12
13 14 15 16 17
18
19
20
21 22 23 24
25
26
27 28 29 30 31

カテゴリー

「ランニングは身体にいい?悪い?」 金田 眞

投稿日時:2017年3月21日 08:07 火曜日

CK 14,342U/l
具合の悪そうな患者さんの血液検査をしてこの数字を見ると、間違いなく焦ります。
この数字は、自分自身が2015年のサロマ湖100kmウルトラマラソンを走った翌日に血液検査をした結果です。CKは筋肉が壊れたときに上昇しますが、正常値がせいぜい200くらいなのでとんでもなく高いことになります。

大学を卒業してからというもの全く運動せずに20年近くたっていましたが、2012年からランニングを始め、フルマラソンも何度か走っていたので100kmもきっと走れるだろうという根拠のない自信のもと、ウルトラマラソンにエントリーしたのでした。

朝5時にスタートし50kmくらいまでは大丈夫でしたが、後半の50kmは地獄で足が痛くて痛くていつ棄権しようか、と思いながら走ったのが忘れられません。13時間の制限時間ぎりぎりでなんとか完走はしましたが、ゴール後は歩くのもままならず、次の日は仕事をしたものの体調がいまいちで、血液検査をしたところこの数値でした。他には肝機能も悪化・・・。1週間後にはほぼ正常化しましたが、いかにウルトラマラソンが身体に負担がかかるかを証明したようでした。

これに懲りたはずだったのですが、のど元過ぎればなんとか・・・今年のサロマ、エントリーしてしまいました。定員が3550名で先着順なのですが、全国にはちょっとドMな人(?)が大勢いるため、いわゆる「クリック合戦」が繰り広げられます。ネットがなかなか繋がらずにエントリーできない人もおり、今年も申込み開始から30分足らずで定員に達しました。

全国各地で開催される人気のマラソン大会はすぐに定員に達します。東京マラソンはあまりに人気で競争率10倍をこえる抽選を突破しないと出場できません。健康維持、レース完走、ベストタイム更新など、目標はいろいろと思います。ランニングを日課としているかた、またこれから始めようと思っているかたにひとことだけ。

身体にいいのはある程度までのようです。

お前が言うなと言われそうですが、身の丈に合った距離、ペースで楽しく走りましょう!

投稿者:小児科医長 金田 眞

「収斂(しゅうれん)進化」 成田 光生

投稿日時:2017年3月13日 08:18 月曜日

皆さんはエビとカニとどちらが進化した生物であるか,ご存知だろうか.そんなこと知らなくても寿司は美味い,と言わずに少し考えてみてください.(この間10秒)

ずばり,エビが進化したのがカニである.すなわち中生代白亜紀(約1億年前)にはすでに今のエビと完全に見分けのつかないエビが出現しているが,カニの出現は新生代第三期(約6000万年前)頃である.カニをひっくり返して見ると腹の部分に,‘褌(ふんどし)’と呼ばれる蛇腹状の構造がある.これがまさにエビの尾に相当する部分で,すなわち水中を泳いでいたエビが,何千万年もかけて尾を腹の部分の裏側にしまい込むように進化して,水の底を歩けるようになったものが,カニである.

なぜそんな面倒くさいことをしたのか?それは(カニに聞いてみなければ分からないが)たぶん,外敵から身を守るためである.単純に考えて,水中に全身をさらして泳いでいるよりは,底を這って岩陰に隠れて身を守る方がよほど効果的である.それが証拠に,タラバやタカアシのように巨大なカニは存在するが,巨大なエビは存在しない.大きくなったとしてもせいぜいイセエビ程度であるが,彼らは水中を泳ぐのではなく,まさに岩陰に隠れて生活している.ではなぜ横に歩くのか?これも(カニに聞いてみなければ分からないが)たぶん,その方が狭い隙間にもぐりやすいからである.ちなみにカニの正式な分類は,節足(せっそく)動物門(どうぶつもん),甲殻(こうかく)亜門(あもん),十(じゅっ)脚目(きゃくもく)(エビ目),短尾(たんび)下目(かもく)(カニ下目)となっており,やはりエビからカニが分かれたことを示している.

それでは,こちらは結構有名な話であるが,毛ガニやズワイガニと,タラバガニや花咲ガニはどこかが微妙に違うということはご存知だろうか.そんなこと知らなくても寿司は美味い,と言わずに少し考えてみてください.(この間10秒)

ずばり,毛ガニやズワイガニは正真正銘の‘カニ’であるが,タラバガニや花咲ガニは,‘カニ’という名前は付いているが実は節足(せっそく)動物門(どうぶつもん),甲殻(こうかく)亜門(あもん),十(じゅっ)脚目(きゃくもく)(エビ目)-ここまでは‘カニ’と同じだが-その次が異尾(いび)下目(かもく)(ヤドカリ下目)に属する‘ヤドカリ’なのである.ここでヤドカリがカニと最も大きく違うところは,ヤドカリはその名のとおり貝の殻を借りなければ生きていけないのと,「縦に歩く」ことである.つまりヤドカリは,そこら辺に普通に落ちている貝の殻以上には大きくなれない-それじゃあ,つまらない-ということで,脱皮によりいくらでも大きくなれる殻を自分で作り,岩陰に隠れやすいように横歩きもできるようになったのが,タラバガニや花咲ガニなのである.そこで気づいてみると,その姿は毛ガニやズワイガニとそっくり同じものであった,というのは決して偶然ではない.

このように,もともとは別の生き物が環境に適応して生き残るために進化した結果全く同じような形態にたどり着いたことを「収斂進化」と呼ぶ.他に収斂進化の代表例としては,T‐レックスとゴジラが挙げられる(なわけないだろ).ちなみにタラバガニは,外見は8本脚であるが,腹の中にあと2本の脚があり(だから十(じゅっ)脚目(きゃくもく)),横だけでなく縦にも歩くことができるなど,エビやヤドカリから進化してきた名残をちゃんと持っている.

ふーん,でも結局,「そんなこと知らなくても寿司は美味い」...ちゃん,チャン.

投稿者:小児感染症部長 成田 光生

「剃刀(かみそり、ていとう)」 斉藤 琢巳

投稿日時:2017年3月6日 08:08 月曜日

断っておくが、私がカミソリのようにキレる男だという話ではない。今回は愛用しているカミソリのハナシ。

私は髭が濃い。そして電動カミソリが嫌いである。もっぱらカミソリで剃るのだが、かなり長いことG社の三枚刃を愛用していた。この刃、切れ味がよく、肌がつるつるになるので愛用していたのだが、小生の髭が硬くて太いせいなのか、2~3回の使用で切れ味が落ちてしまい、血だらけになってしまう。しかも替え刃が結構いいお値段で、一個250円くらいする。なんとかならないものかといろいろ探していたら、いいのがありました。メスでおなじみ国産F社のカミソリが。

その名も「サムライエッジ」。大好きなバイオハザードに出てくる拳銃と同じ名前ではないか。早速サツドラ、ツルハへ探しにいくが、取り扱いなし・・・。あちこち探して結局イオンでget。後で判ったが、サンドラッグにも取り扱いがありました。早速使用してみると、深剃り感はG社に及ばないものの、及第点以上はある感じ。そしてなにより驚くのはその耐久性。平気で数ヶ月持ちました。今までの替え刃代は何だったの?くらいの耐久性です。カミソリにお金がかかるなぁという御仁や、旦那のカミソリ代が高いなぁなどと思っている奥方に大変お薦めです。国産だし。なんといってもF社製なので、気分は執刀医!

投稿者:外科医長 斉藤 琢巳