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「災害医療活動に参加して」

投稿日時:2011年4月27日 12:54 水曜日

4月6日?11日までTMATの東日本大震災災害医療活動に参加しました。

私は宮城県古川市(現,大崎市)の出身であり,幸い身内への被害はありませんでしたが郷里の被災者の方々の少しでも力になれればと思い参加しました。

4月7日,仙台徳洲会病院の救急外来を担当後,4月8日早朝に今回の津波にて甚大な被害を来たした宮城県南三陸町に向け出発しました。同町に入ると町は瓦礫と化しており,想像以上の惨状に息を呑み,『津波さえなければ』と思うと胸が詰まる思いがしました。
避難所である『ベイサイドアリーナ』という総合体育館内に設置された仮設診療所にて,同日午後から診療を行いました。大半は高血圧症や糖尿病等の定期処方,感冒・花粉症・急性胃腸炎等の疾患が中心でした。入院の適応となる患者もおり,診療所内で可能な簡単な血液検査や胸部・腹部レントゲンといった限られた検査での確定診断は困難であり,脳梗塞や急性腹症などの疑いにて他院への搬送が必要となりました。津波のため,地元の中核病院であった公立志津川病院が壊滅的な被害を受け再開の目処が立っていない現在,入院を要するような患者においては,(救急車でも)1時間以上要するような遠隔地の病院への受診が必要な状況であり,ライフラインの途絶のみならず,医療の面においても不自由な生活を強いられている被災者の方々の現状を痛感しました。

災害医療への参加は初めてであり,当初は様々な不安がありましたが,一緒に参加した医師・看護師・薬剤師等のスタッフの方々にも恵まれ,初対面にしてはチームワークも良く,充実した仕事を行うことができました。ようやく仕事にも慣れたところで離れることとなり,最後は名残り惜しい気持ちで一杯であり,微力ではありましたが達成感からか感無量でした。このような機会を与えて頂いた病院関係者・TMAT関係者・一緒に仕事をさせて頂いたスタッフの方々に心より御礼を申し上げます。

被災地の一日も早い復興を心よりお祈り致します。

投稿者:消化器内科医長 佐藤康永