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当院初期研修終了生からの手紙

投稿日時:2010年9月28日 09: 火曜日

大変ご無沙汰いたしております。近況報告、思い出話含め、お便りさせて頂きます。

まずはじめに正直申しまして、この初期研修終了生からの便り、楽しみに読ませて頂いております。 自分の先輩後輩同期とは中々連絡も取れないため、それぞれがいまどこで何をしているのか、うかがい知ることができます。ありがとうございます。便りを読み、どなたか分からない方も 何人かおられます・・・。

さて、私は大学卒業後すぐに札幌徳洲会病院に入職(入隊)し、いわゆる2年間のスーパーローテート 研修を終え、「循環器内科」を将来の専攻と決断しました。現在はとある心臓専門病院へ勤務しております。 大学医局には属しておりません。現在働いている病院は「心臓血管系」の専門病院であり、「小児循環器」 「不整脈」以外は緊急症例、準緊急症例、待機的症例ともにそれなりに多く、貴重な経験ができていると 思っております。しかし、単科の病院なので、不便な点が多いのもまた事実ではあります。

今は、夜間当直していても、レントゲン一枚のために基本的には当番の放射線技師さんを院外呼び出し しなければなりません。血液検査にしても、結果が出るまで何時間…。という環境です。日中でも夜間でも いつでも緊急検査ができる徳洲会のシステムは患者さんにとって非常に素晴らしいものだと再認識しました。

そしてその「いつでも緊急検査ができる環境」になれていた私にとって、このゆっくりの-しかし世間では普通であろう-システムに慣れるのに時間がかかりました。今では、再び徳洲会病院のレジデント当直をしてみたいとさえ思う今日この頃です。救急車が同時に何台も来る…そしてWalk in患者さんも待っている…あの刺激的かつ濃厚な生活をしてみたい衝動にかられることがあります。ちょっと機嫌の悪そうな上の先生に 症例の相談をするのがとても大好きでした。典型的「M」なのでしょうか。 それは冗談にしても、たとえメタボになろうとも体のキレがなくなろうとも「情熱」のあるうちは「救急」のある病院で働きたいと思っています。

お話かわって・・・ 僕の初期研修同期は自分を含め、7人いました。皆同時に3,4日に一回の当直から始まり、2年間終了後に病院に残った者、他施設へ羽ばたいた者それぞれでした。同じ道に進んだものは誰一人おりません。我々の原点はやはり札幌徳洲会病院にありきです。私は10年、20年先も、どこかで白衣を着、聴診器をクルクル回していると思います。

心は熱く!頭はクールに!技術と愛のある医師になっている事を誓います。

それでは。

当院初期研修終了生からの手紙

投稿日時:2010年9月9日 16:33 木曜日

ご無沙汰しております。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?お世話になっていた時期に比べ、様々な変化があったことでしょうが、忙しい毎日が続いているのは変わらないことと思います。

私は、初期研修の2年間を貴院で過ごさせていただいた後に、精神科医として働き始め精神科医としては今年で5年目になります。現在は、神奈川県内の単科の精神科病院に勤務しています。元々、精神科医を志していた私は、精神科医になる前に、身体に起きる疾患への対処をなるべくたくさん経験できる環境に身を置きたいという思いで、貴院での研修を希望しました。予想通りと言いますか、多忙ですが充実した日々を過ごし、当直明けの屋上での一服は「今日もがんばったなぁ」という思いに浸ることができ大好きな時間でした。上級医やベテランスタッフからの疲労困憊した中での指導も、今となっては甘酸っぱい思い出であり、現在も日々の臨床の中で血となり肉となり生きています。

初期研修を終え、満を持して新たな環境で始めた精神科医としての生活は、決して期待していた程の充実感や達成感を与えてくれるものではありませんでした。身体的な労働量は圧倒的に研修医時代のほうが多いのですが、患者さんの持っている苦痛はその場の一回の診察や薬物療法で改善されることはまず稀であり、提供するサービス(精神療法など)が確固として統一された基準にのっとったものではないことから(そこも好きで選んだのですが…)、自分の発する言葉や自分の見立てが患者さんに与える影響や、患者さんから要求されたことに応じないのは自分が怠惰だからではないのか等々、二度目の思春期のように悩みまくってしまいました。

今にして思えば、自分にとっての仕事とは何か?や、人生とは何か?といったことについて、きちんと考えたことが無かったという自分自身の問題であったように思われます。考えたことが無かった故の、我武者羅さといったものは失われてしまったような気はしますが、少しずつざわついていた気持ちは落ち着いてきているように感じています。

医師になって自分としては、まだ7年という気持ちでいましたが、まだ7年目の医者にも当然後輩ができます。貴院でいただいた諸先輩方の指導を自分なりに咀嚼し、後輩達に伝えていくことが出来ればと思う今日この頃です。

いつもは独創性に富んだ発言ですぐに理解できないことが多かった先代の院長のことばで、「(手術が難航した際に)腹をくくって、一晩でも続ける覚悟をしろ」といった内容のお話をされたのが胸に残り、「ここ覚悟かな」などと精神科医になった今でも時々思い出しています。

みなさん、くれぐれもお身体には気をつけて。いつの日かゆっくりお話しできる日が来ることを楽しみにしながら筆を置かせていただきます。それでは。