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投稿日時:2009年7月14日 16:18 火曜日

14年程前の話。東京の私立医大6年だった私は、東京に残るか、札幌に戻るかで悩んでました。父は札幌で内科医院を開業しており、医院を継いでくれるものと思っていたようです。当時の私も深く考えず、この先内科医になり、いずれ父の後を継ぐのであろうと、漠然と思っていました。
現在、私は、内科医ではなく麻酔科医をしています。何故、内科を選ばなかったのか?
卒後札幌徳洲会病院に就職し、研修医生活が始まりました。外科、整形外科、内科、小児科、産婦人科を研修し、当直ではあらゆるcommon diseaseの症例を診ました。いろんな患者さんのキャラクターを経験しすぎたせいでしょうか、これら当直時の経験が、内科へ嫌気を生んでしまい、内科を専攻するのをやめました(父よ、御免)。
では、研修医を終えたとき、どの科を選ぼうか。東京の医大卒の私は北大や札医大の医局に入ることに消極的で、この徳洲会病院で医師を続けることを考えました。いちばん自分に向いていると思われ、好きだったのが外科でした。後期研修で外科を選択した後に、麻酔科が開設され、後期外科研修の途中で麻酔科研修を2ヶ月しました。一言でいうと非常に楽しかったです。何を楽しいと思ったのか。自分の行った行為がすぐ結果として現れてくる。緊急手術で呼び出されることは多々あるけれども、仕事のonとoffが明快である。手術の侵襲を患者さんに感じさせず、そして、痛みをなるべく感じさせずに手術室から退室していただく。Cureではなく、careというスタンスが自分には合っていると思いました。麻酔科研修を終えて、本来の外科研修に戻り、助手として手術に立ち会っていた時も、麻酔科の先生が何をしているか、いま、何の薬を入れたのか、気になって気になって仕方がありませんでした。その1ヵ月後、当時の外科の上司に麻酔科に転向したい旨を告げ、麻酔科医としての医師人生が始まりました。
麻酔科を専攻し、約11年が経過しました。その間、麻酔科医をやめたいと思うことも、他の科に転向したいと思うこともありませんでした。自分に向いている科を専攻することができ、ハードな研修医生活も無駄ではなかったと思っています。

投稿者:麻酔科医長 出内 なつ子