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「誕生」 中川 麗

投稿日時:2018年9月22日 12:23 土曜日

7年前の3月11日、父の誕生日。
生まれ故郷の福島が揺れた。
大切なものがたくさん海に連れ去られた。
その時、日本に生まれたのは絆だったという。

今年9月6日、母の誕生日。
第二の故郷となった北海道が揺れた。
混乱して大切なものを見失いそうになり、緊張に包まれた。
その時、暗闇の中に見えたものは光だったのかもしれない。


同じ屋根の下で働いているにも関わらず、なんとなく疎遠になってしまっていた人とも一丸となった。
私は、安心して頼れる人に恵まれている幸せ者だとわかった。
そして、家族や友人だけではなく、患者さん、地域の方々も、理解し、手を差し伸べてくださった。

みなが、ちょっとずつ我慢し、もう一歩踏み出した先に、光や日常が戻りつつある。


今年、4月9日、私の誕生日、4人の研修医が各部署に配属された。
複数の研修医が就職するのは、実に10年ぶりのことだ。
病院が揺れた。

来る、4月9日、さらに彼らの仲間は増える。
慣れた日常に変化がもたらされる。
彼らが衝突しながら切り開く道、その先には何が待っているのだろう。


若さと活力にあふれた彼らが生み出すもの
それは、きっと、この病院、そしてこの土地の希望だろう。

彼らがそれぞれの分野で、活躍する基礎を身につけられますように。
地球のはしっこ、宇宙のはて、どこにでも飛び出せる脚力といい出会いに恵まれますように。
そして、いつまでも、さまざまな角度からこの星を照らす希望でありつづけますように。

みなで、ちょっとずつ我慢し、もう一歩踏み出して、彼らの成長を支えながら、恩返ししてゆけたらと思います。

投稿者:副院長 プライマリセンター長 中川 麗