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「厚生労働省の愚策」 和田 良正

投稿日時:2018年9月25日 14:10 火曜日

健康診断センター勤務の和田です。

厚生労働省には、我々の貴重な税金で高い給料もらっている公務員がたくさんいます。中でも、医師免許を持ちながら、実際の医療にほとんど関わる事無く、実践医療を知らない医者たちが、約250人もいます。これらの人間に、日本の医療が牛耳られているのですから、たまったものではありません。

一例を挙げてみましょう。
ある製薬会社から、『トレリーフ』という薬が最近出ました。パーキンソン病治療のレボドパ作用を増強するとの事です。薬価は、25mg錠で、1,115.90です(今日の治療薬 2018 P 958)。神経内科領域の薬で、知らない方も多いかもしれませんが、この薬剤の一般名は、『ゾニサミド』といいます。同じ会社から、同じ一般名の薬が、『エクセグラン』という薬剤名で古くか発売されています。抗てんかん薬で、薬価は、100mg錠で、29.80です(今日の治療薬 2018 P 921)。同じ薬剤なのに、薬効が新しいというだけで、こんなに薬価が跳ね上がるなんておかしと思いませんか。製薬会社、厚労省、有名大学教授などが、絡んでいるとしか思えません。医療費を削減せよと言っている横でこんなことをしている。他にも調べれば出てくると思います。

少子高齢化社会を向かえ、少なくとも我々は、地道に適切な薬剤使用に留意する必要があると思います。傷は消毒しない、認知症治療薬はむやみに増量しない、効かないインフルエンザワクチンは打たない等、医療費は削減可能です。厚労省の役人にだまされないようにしましょう。

思えば聖徳太子は、随から律令制度を輸入したとき、科挙制度(公務員に相当)だけは、日本の国柄に合わないとして、導入しませんでした。非常に先見の明があったと言わざるをえません。江戸末期までは機能していたのですが、明治に入り、時代は帝国列強主義時代へ突入し、これに対抗する形で、公務員制度を導入してしまいました。現在は、その最悪な成果が花開いているように感じます。夏目漱石が、『こころ』で吐露した、明治への嫌悪感、三島由紀夫が、晩年に嘆いた、極東の端に金儲けだけに汲々としている小さな国にならなければいいのですが。

投稿者:健康管理センター医師 和田 良正