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「ダイエットの話2」 辻 英樹

投稿日時:2018年10月2日 14:25 火曜日

 今も昔も変わらぬダイエットブームである。カロリー制限食品やRIZAP、腸内細菌、サプリメント、水ダイエットに、スレンダートーン。ネットやテレビを見ればそれこそ星の数ほど出てくる。最近はダイエットで名を売る芸能人?も存在して、面白く時に真剣に体験談を披露してくれる。「これでこんなに痩せたんだ!」きっと世間の関心も一昔前よりずっと高いに違いない。

 実は5年前、私はこのリレーエッセイで自分自身の「ダイエットの話」をした。私には40歳過ぎの頃に行ったダイエットの成功体験がある。やり方はいわゆる糖質制限。ご飯にパン、パスタにラーメン、砂糖の入ったジュース、コーヒーetc. これらの糖質を全て排除する。そして軽い散歩程度の運動を毎日行ったところ、半年弱で約13キロの体重減に成功した。「簡単じゃん。」そう思ったのが運の尽き。その後甘い誘惑に負けてしまい、またまた体重が微増してきたところまではエッセイに書いた。
 では前回から5年後、私の体重はどうなったのか?維持できたのか?また再び痩せることができたのか?それとも・・・・? 私を知っている人ならご存知であろう。見事にリバウンドしてしまったのである。ああ本当に情けない。原因は・・・「いつも美味しいものをお腹いっぱい食べたい」この単純な誘惑に勝てなかったのだ。私は負けてしまったのである。
 「短期間のプチダイエット」ならこの5年間でそれこそ10回はやった。成功体験があるのでやり方はいつも同じ。1か月位で3-5キロくらいなら簡単に痩せられる。これがいけない。また簡単に3-5キロ増えてしまうのである。「先の事はわからないんだから、美味しいものを今食べなきゃ損だよな」とか言ってまた食べちゃうのである。その都度後悔する自分がいる。「またダイエットやろ」その繰り返しの5年間であった。
 この5年間でわかったこと「自分はやっぱり食いしん坊で太りやすい体質である」「自分はいつでも痩せられるという自信がやっぱり良くない」「私という人間は基本的に変わらない」悔しいがこの3点である。私が尊敬する野球人野村克也さんは「進歩とは変化することである」と言っている。そこをいくと私は全く進歩していないという事になる。来年50になるトシだしもう仕方ないのか?私の体重が確実に減るにはどうすれば良いのか?問題はダイエット方法云々ではない。何か根本的な事を変えなきゃダメなんだろうな、と思うのである。

投稿者:副院長 外傷センター部長 辻 英樹