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「ソーシャルワーカー」 上井 奈穂美

投稿日時:2017年1月25日 08:13 水曜日

「ソーシャルワーカーです。」

病院のソーシャルワーカーとして働き、いつの間にか30年を超えてしまいました。こんなに長く続けられると思わず、あっという間の日々でした。30年前は、「ケースワーカー」と呼ばれていましたが、カタカナの聞いたことのない職名でさっぱり通じませんでした。知人は、宛名に「計数 和歌子(けす わかこ)様」と書かれた手紙を受け取ったことがあるそうです。想像すらできない職名だったのでしょう。

「ソーシャルワーカー」は、医療を提供する場・病院の中で、福祉を担当します。平たく言うと、生活面などの心配を支援する「相談係(そうだんがかり)」です。少しは知られるようになりました。

治療(医療)は、知らないことを懸命に聞きますが、教えてもらったことに従うことが多く、一般の方々にとっては専門外の領域です。私たちがお手伝いする生活については、一人一人がエキスパートです。私たちがそれぞれのやり方・考え方を教えてもらい、支援します。それぞれの経験・価値観・文化・環境が世界に一つで、まさに「小説より奇なり」です。お一人お一人の苦労・努力に頭が下がります。そして、どんな時も必ず先に進む道が見つかります。結果的に、励まされるのは私たちです。

昨今、終活とか終末期の意思決定などが話題になっています。最後まで自分らしく生きるのは、なかなか大変なことで、一緒に悩むことも多くなりました。心臓マッサージ、人工呼吸器、胃瘻、IVHなど・・・自分のことも皆さんと一緒に考えておこうと思います。

投稿者:医療福祉連携室係長 上井 奈穂美