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「母のように」 藤澤 久美子

投稿日時:2018年5月30日 09: 水曜日

 結婚が早かった友人らの子供が、それぞれ進学や将来の仕事を考える年頃になった。その手の話は聞き役に回るのが常なのだが、外野の私でも、時代の移り変わりをしみじみと感じながら興味深く話を聞いている。
 女の子を持つ友人は皆一様に「手に職を」と言う。何があっても働き続けられることを願って。当事者である娘さん達も異論はないらしい。

 私事になるが、私自身は“たまたま”手に職を持った。仕事はしつつもいつかは専業主婦になるものだと信じて疑わなかった(私だけではないはず)。今の今まで働いている人生は想像もしていなかった。母は仕事をしていたが、父は家事の一切がてんでダメな人で、母の多忙さ故に「母のようになりたい」とは思えなかった。

 友人は皆何かしらの仕事を持っている。そして、仕事を持ってよかったとも言う。だからこそ、娘さんにもその生き方を勧めるのだろうし、そんな友人の生き方を「母のようになりたい」と娘さんは思っているのかもしれない。自分の母をロールモデルとできるのなら、なんて微笑ましいことなのだろうと思う。
 共働きが普通の世の中になった。新人の女性に聞いてみたら、それが当たり前だと言う。結婚している後輩の男性達は当然のように家事をこなす。今となっては当たり前のことなのかもしれないが、女性が社会で活躍できるその裏で、男性の家庭での活躍に私はとても感心している。

 1日の仕事を終え、簡単なつまみを用意し、ビールを飲みながら野球中継を楽しむ私は、母ではなく、父のようになってしまったと時々苦笑してしまう。


投稿者:リハビリセンター主任 藤澤 久美子